最新記事
ウクライナ戦争

キーウ上空で爆音がこだま、ロシア製油所は大炎上...ウクライナ開戦3年の節目にも激しい攻撃の応酬

Russia Launches Huge Attacks on Ukraine on War Anniversary

2025年2月27日(木)17時10分
マヤ・メーララ
シャヘド

ivkovmark-Shutterstock

<全面侵攻開始から3年が経過し、ロシア軍が連日大規模なドローン攻撃を展開している>

ウクライナ空軍のテレグラム投稿によれば、開戦からちょうど3年にあたる2月24日にロシアがウクライナ各地を攻撃した。ロシアはその前日にも、ウクライナに対して過去最大規模となる267機のドローンで攻撃を行っていた。

【動画】キーウ上空で爆音がこだま...「過去最大規模」267機のロシア軍ドローンがウクライナ全土に飛来 ウクライナ軍もロシア西部の製油所を攻撃

マルコ・ルビオ米国務長官は今月18日、この戦争を終わらせるために代表団とともにサウジアラビアの首都リヤドを訪問し、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と初めての会談に臨んだ。ウクライナと欧州連合(EU)の関係者は招待されなかった。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、和平交渉から排除されることへの懸念を表明している。

ウクライナ空軍のテレグラム投稿によれば、ロシア軍はイラン製ドローン「シャヘド」と数種類のデコイ(おとり)ドローン合わせて185機をウクライナの12の地域に向けて発射した。

これらのドローンはロシアのオリョール州、ブリャンスク州、クルスク州とクリミア半島のチャウダ岬から発射されたが、「ウクライナ空軍と国防軍の航空、地対空ミサイル、電子戦、機動砲兵部隊」によって撃退された。

ほとんどのドローンは目標に到達しなかった。シャヘドとその他のドローン合わせて113機は、ウクライナの首都キーウとハルキウ、ポルタバ、スームィ、チェルニーヒウ、チェルカースィ、キロボフラード、フメリニツキー、ムィコラーイウ、オデーサ、ヘルソン、ドニプロペトロウシク各州で撃墜され、71機のデコイ・ドローンが「行方不明」となった。

展覧会
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ノルウェーSWF、ガザ人道問題で米キャタピラーなど

ビジネス

インドがインフレ指標改革、EC大手のデータ直接活用

ビジネス

独コメルツ銀、3900人削減で合意間近=ハンデルス

ワールド

米国務長官、欧州外相らとウクライナ情勢協議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 2
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」の正体...医師が回答した「人獣共通感染症」とは
  • 3
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密着させ...」 女性客が投稿した写真に批判殺到
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 6
    顔面が「異様な突起」に覆われたリス...「触手の生え…
  • 7
    【写真特集】「世界最大の湖」カスピ海が縮んでいく…
  • 8
    アメリカの農地に「中国のソーラーパネルは要らない…
  • 9
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 10
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 5
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 6
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 7
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中