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ウクライナ戦争

現状は「プーチンの勝利」...和平交渉に向けてトランプが出せる、最大の「アメ」と「ムチ」は何なのか

FIGHT OR TALK IN 2025?

2025年2月21日(金)14時48分
グレン・カール(本誌コラムニスト、元CIA工作員)

ウクライナとロシアの国境マップ(ロシアが自国領土と主張する地域、ウクライナ軍が侵入したクルスク州の地域、最近戦闘があった場所)

地図で見るウクライナ戦争

プーチンはウクライナをロシア帝国に再統合するために侵攻した。しかし、ウクライナが独立国家として存続することはほぼ確実で、彼らの国家のアイデンティティーは大いに強化されている。ウクライナは明確に「西側」になった。

「中立国」だったスウェーデンとフィンランドは侵攻開始後すぐにNATOに加盟。ロシアの「敵」との国境が1300キロ延長され、世界屈指の2つの軍隊がNATOに加わった。


もっとも、戦争の結果がどうであれ、プーチンはルールに基づく国際「秩序」の名残を弱体化させ、アメリカの影響力を低下させ、力こそ正義という勢力圏システムを構築するという意味で、永続的な戦略的成功を収めたと言える。

「支援停止」のアメとムチ

ウクライナがアメリカの支援なしで戦闘を継続することは難しいだろう。25年の見通しは悲観的で、ロシア軍は週に数百メートルずつ前進している。

トランプはウクライナに対し、お得意の大げさで曖昧な脅しをかけてきた。しかし、リチウムやチタン、ベリリウムなどウクライナの戦略的鉱物資源へのアクセスと引き換えにアメリカが軍事支援を継続するというウクライナ側の提案には、好意的に反応しているようだ。

【関連記事】ウクライナ停戦交渉の代償...ゼレンスキー「とっておき」5000億ドル分のレアアースは平和をもたらすか

プーチンが和平交渉に前向きに応じなければ、ロシアや「その他の国々」への制裁を強化するとさえ語っている。

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