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【随時更新】トランプ2.0(1月26日の動き)

Elon Musk Tells German Far-Right To Get Over 'Past Guilt'

2025年1月27日(月)20時18分
トランプ

<2024年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党のドナルド・トランプが当選、4年ぶりの返り咲きを決めた。新政権の顔ぶれや政策、関係各国の対応など、第2次トランプ政権をめぐる動きを随時更新する>

【NW】ガザを「解体現場」にしたのはそもそも誰なのか?── イスラエル極右と同調するトランプにアラブの報い

<中東でも調子に乗るトランプだが、イスラエル一辺倒でガザの人々を家畜同然に扱うなら、アメリカはアラブの反発を受けかねない。アジアでさえ、インドネシアが1月にBRICsに正式参加表明をしたのは、人口の9割を占めるイスラム教徒の怒りが背景にあると言われる>
トランプは、ヨルダンとエジプトがパレスチナ自治区ガザからパレスチナ難民を受け入れ、ガザ地区を「空にする」ことを望んでいると述べた。

ガザ保健省によれば、イスラエルとハマスの15カ月以上にわたる戦争で、ガザは荒廃し、4万7000人以上のパレスチナ人が死亡した。国連によれば、イスラエルの爆撃により、少なくとも190万人(人口の約90%)が国内避難民となっている。

この紛争でガザの大部分が破壊され、家族は住まいを奪われて離散し、医療システムは荒廃した。

イスラエル政府の一部高官は、パレスチナ人をガザからエジプトのシナイ半島や他のアラブ諸国に移住させることを提案している。パレスチナの団体や国際機関は、この提案を強制移住や民族浄化だと非難している。提案されている移転は、パレスチナ人から、彼らの歴史、アイデンティティ、文化の礎である故郷を奪うことになる。

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【NW】イーロン・マスク「ナチスの過去など忘れろ、誇りをもて」と独極右政党と国民を激励

テスラCEOで億万長者イーロン・マスクは1月25日、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の集会で演説し、ナチスの歴史にまつわる過去の罪悪感にとらわれるな、と参加者に呼びかけた。

2月23日の総選挙まで1カ月を切ったこの日、マスクはAfD党首のアリス・ヴァイデルとともに、ドイツのハレで開催されたイベントで事実上の演説を行った。AfDの支持率は約20%で、同党にとっての新記録だ。

マスクは1月20日のドナルド・トランプの大統領就任式で、ナチスの敬礼と比較されるようなジェスチャーをして物議を醸したこともある。

AfDでのスピーチでマスクは、「子どもたちに親の罪を背負う義務はないし、曽祖父母ならなおさらだ」と述べ、ドイツ民族とその歴史に誇りを持てと訴えた。

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【速報】関税合戦が始まった..不法移民輸送機の着陸を拒否したコロンビアにトランプ政権が報復関税を発動


トランプ米大統領は26日、南米コロンビアが米国から強制送還された不法移民を乗せた軍用機2機の着陸を拒否したことを受け、25%の関税や制裁などの報復措置を取ると表明した。

これに対し、コロンビアも対抗措置として米国からの輸入品に50%の関税を課すと警告した。

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トランプ米大統領

トランプ米大統領は23日、仮想通貨に関する諮問委員会を設置する大統領令に署名した。同日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)


【注目トピック】「間接的に殺す」トランプの復讐は決して途中で止まらない





<かつての自分の政策やフェイクニュースのせいで、国内外の勢力に命を狙われている元補佐官や閣僚の警護を外す。トランプの陰湿な復讐はいつまで続くのか?その最終ターゲットはあの人か?>

新型コロナパンデミックの際にドナルド・トランプ前大統領に助言した感染症専門家アンソニー・ファウチが、政府の保護を失った最新の元補佐官であることを、関係筋が1月24日に確認した。

突然の警護打ち切りは、ジョン・ボルトン元国家安全保障顧問、マイク・ポンペオ元国務長官、ブライアン・フック元大統領補佐官など、知名度の高い元政府高官に見られるパターンを反映している。これらの決断は、トランプ政権で果たした役割ゆえに彼らが生命の危険にさらされているにも関わらず実行された。

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仮想通貨推進へ作業部会、「仮想通貨大統領」になるとの公約果たす

トランプ米大統領は23日、暗号資産(仮想通貨)に関する規制提案や国家備蓄の検討などを担う作業部会を設置する大統領令に署名した。「仮想通貨大統領」になるとの公約を果たした格好だ。

作業部会は政権の仮想通貨・人工知能(AI)責任者に起用された元ペイパル幹部のデービッド・サックス氏が議長を務め、財務長官、証券取引委員会(SEC)や商品先物取引委員会(CFTC)の委員長らがメンバーとなる。

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[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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トランプ政権 最新ニュース&ニューズウィーク独自分析・解説

■トランプは、議事堂襲撃と大量恩赦でアメリカを2度殺した

トランプの大量恩赦は、アメリカの民主主義を汚物まみれにした大統領と暴徒たちを法で捌こうとた司法界や法執行機関、そして市民を愚弄する行為。

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■トランプの「ディール外交」──ゼロサム的世界観を紐解く

いよいよ始まるドナルド・トランプ第2次政権で、あからさまな「アメリカ・ファースト」時代が到来。ディールが軸の新国際秩序を同盟国として生き残るには?

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■トランプ新政権の看板AIインフラ事業で露呈した、マスクとアルトマンのAIウォーズ

イーロン・マスクの性格と、アルトマンとのライバル関係を考えれば、巨額プロジェクトが最初から危機に陥ることはわかったはずだが。

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■プーチン大統領「戦時経済の歪み認識」「国内経済の逼迫」...交渉によるウクライナ終戦望む向きも

ロシアのプーチン大統領は同国の戦時経済の歪みに懸念を強めていると、5人の関係筋が匿名を条件にロイターに語った。

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グラフィック「トランプ第1期政権からの世界情勢の推移」


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