最新記事
極右

イーロン・マスク「ナチスの過去など忘れろ、誇りをもて」と独極右政党と国民を応援

Elon Musk Tells German Far-Right To Get Over 'Past Guilt'

2025年1月27日(月)12時13分
エリン・ニコラス
マスクとワイデル

「AfDだけがドイツを救う」イーロン・マスクとAfDの共同党首ワイデル(12月25日)  REUTERS/Karina Hessland

<トランプの右腕「マスク副大統領」はどうやら2月23日のドイツ総選挙の日まで、極右AfDを支援して選挙に介入するつもりらしい、その狙いはナチ党復活なのか?>

テスラCEOで億万長者イーロン・マスクは1月25日、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の集会で演説し、ナチスの歴史にまつわる過去の罪悪感にとらわれるな、と参加者に呼びかけた。

2月23日の総選挙まで1カ月を切ったこの日、マスクはAfD党首のアリス・ワイデルとともに、ドイツのハレで開催されたイベントで事実上の演説を行った。AfDの支持率は約20%で、同党にとっての新記録だ。

テスラCEOで億万長者イーロン・マスクは1月25日、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の集会で演説し、ナチスの歴史にまつわる過去の罪悪感にとらわれるな、と参加者に呼びかけた。

2月23日の総選挙まで1カ月を切ったこの日、マスクはAfD党首のアリス・ワイデルとともに、ドイツのハレで開催されたイベントで事実上の演説を行った。AfDの支持率は約20%で、同党にとっての新記録だ。

マスクはここ数カ月、イギリスの改革U.K.やイギリスの極右活動家トミー・ロビンソンなど、ヨーロッパの極右政党への支持を強めている。

AfDでのスピーチでマスクは、「子どもたちに親の罪を背負う義務はないし、曽祖父母ならなおさらだ」と述べ、ドイツ民族とその歴史に誇りを持てと訴えた。

【もっと読む】
トランプ政権2.0(1月23日の動き)
トランプ政権2.0(1月22日の動き)
トランプ政権2.0(1月20日の動き)


ニューズウィーク日本版 ISSUES 2026
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月30日/2026年1月6号(12月23日発売)は「ISSUES 2026」特集。トランプの黄昏/中国AIに限界/米なきアジア安全保障/核使用の現実味/米ドルの賞味期限/WHO’S NEXT…2026年の世界を読む恒例の人気特集です

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


ビジネス
「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野紗季子が明かす「愛されるブランド」の作り方
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ベネズエラ石油「封鎖」に当面注力 地上攻撃の可

ビジネス

午前の日経平均は小反発、クリスマスで薄商い 値幅1

ビジネス

米当局が欠陥調査、テスラ「モデル3」の緊急ドアロッ

ワールド

米東部4州の知事、洋上風力発電事業停止の撤回求める
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 5
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中