最新記事
サイバーテロ

中国政府系ハッカー「ソルト・タイフーン」とは?...アメリカ政府も「打つ手がない」

2025年1月14日(火)14時12分
ジェームズ・パーマー(フォーリン・ポリシー誌副編集長)
ホワイトハウス

中国は米政府から入手したデータを何に使うのか GREGGORY DISALVO/ISTOCK

<通信ネットワークへの大規模侵入に危機感を強めるアメリカ...。問題は漏洩情報がどう活用されるか>

米情報・安全保障当局者らは、中国政府系ハッカー集団「ソルト・タイフーン」の米通信ネットワークへの大規模侵入に危機感を強めている。

昨年9月にソルト・タイフーンの大規模サイバー攻撃が報じられて以来、さまざまな被害についての報道が出ている。米当局関係者らは「打つ手がない」「壊滅的だ」などと発言。政府も職員に対し、通常の電話やテキストではなく暗号化されたメッセージを送受信するよう促している。


中国が入手したデータは通話記録、政治家や外交官、安全保障当局者間の私的な通信記録のほか、さらに広範にわたる可能性がある。

問題はどう活用されるかで、過去にCIAの通信が侵害された例では中国がCIA協力者を追放し、イランやロシアなどを支援する諜報活動を行った。

米政府には情報漏洩を前提に行動する以外、できることはあまりない。もちろんアメリカも中国に対してサイバースパイ行為をしているのだが。

Foreign Policy logo From Foreign Policy Magazine

ニューズウィーク日本版 教養としてのミュージカル入門
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月17号(3月10日発売)は「教養としてのミュージカル入門」特集。社会と時代を鮮烈に描き出すポリティカルな作品の魅力[PLUS]山崎育三郎ロングインタビュー

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



メンバーシップ無料
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

史上最大の石油供給混乱に直面、中東戦争で=IEA月

ワールド

シティバンク、UAE支店を一時閉鎖 中東情勢受け

ワールド

英当局、子どものSNS利用禁止に実効性持たせる対応

ワールド

香港当局、国泰君安など3社捜査 インサイダー取引で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 7
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 8
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中