<グリーンランド獲得のために「軍事力行使も排除せず」というトランプ発言にNATO諸国が緊張>

ドナルド・トランプ米次期大統領が、NATO創設メンバーであるデンマークの自治領グリーンランドを獲得したい意向を改めて表明。このままいけば、米大統領就任後にNATOならびに欧州連合(EU)と対立することになるのは間違いない。

グリーンランドやパナマ運河を獲得するためには軍事力や経済力の行使も排除しないという。

スロバキアに拠点を置くシンクタンク「GLOBSEC」の防衛問題研究員ロジャー・ヒルトンは本誌に対して、NATOと敵対する勢力に対して、力ずくで国境を変更しても「許容される可能性もある」というメッセージを送ることになると指摘した。

また別の専門家は、トランプはNATOの結束を弱体化させかねないと危機感を示したが、次期米大統領報道官に指名されているキャロライン・レビットは、トランプが下す全ての決断は「アメリカおよびアメリカ国民にとっての最善策」だと述べた。

本誌はこの件についてNATOおよびデンマーク外務省にコメントを求めたが、返答はない。

トランプが本気でグリーンランドを獲得する計画を練っているかどうかは不明だが、彼がNATO加盟国であるデンマークに対して軍事力を行使する可能性を排除していないことは重大だ。

NATO憲章第5条は、いかなる加盟国に対する攻撃も加盟国全体への攻撃と見なして反撃する集団的自衛権の行使を定めているため、アメリカとデンマークの衝突はNATOにとって厄介な外交問題をもたらすことになる。

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