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中東情勢

ヨルダン川西岸で拡大するイスラエル入植地...「トランプ2期目」に期待の声

2024年11月27日(水)21時23分

近隣のカリュート村出身のパレスチナ人活動家バシャール・アルカーユティ氏は、シロ、エリ両入植地の拡大により、西岸地区中心部のパレスチナ人の村は取り囲まれてしまったと話す。

アルカーユティ氏は、イスラエル政府による公式の許可書を待たずに建設作業に入る入植者が増えていると説明する。この傾向は、入植地問題を追跡するイスラエル側活動家グループ「ピースナウ」も指摘している。

アルカーユティ氏はロイターの電話取材に対し、「これが現地で起きている状況だ」と語った。「西岸地区中心部全体が、今や入植者の支配下に置かれている」


 

イスラエル人の多くが「ジュデア・サマリア」と呼ぶヨルダン川西岸地区は、長さ約100キロ、幅50キロの腎臓のような形をした地域で、1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領して以来、イスラエル・パレスチナ両者の紛争の中心となってきた。

大半の国はこの地域を戦時占領地であり、入植活動は国際法に照らして違法であると考えている。この立場は、国際司法裁判所も7月に支持している。

国連の推計によれば、1948年のイスラエル建国により難民となったパレスチナ人は約75万人。パレスチナ側は将来のパレスチナ人国家の中心として、地中海に面した南部の飛び地であるガザ地区とともに、西岸地区の領有を主張している。

だが、30年前のオスロ合意以来、西岸地区全域でユダヤ人入植地が急速に広がったことで、この地域は変貌してしまった。

シロは、「出エジプト」により戻ってきた古代ユダヤ人が幕屋を建て、300年にわたり護持した地として崇敬を集める。現代のシロは1970年代に築かれ、閑静な街路と小綺麗な郊外住宅が並ぶ、囲われたコミュニティーの雰囲気を漂わせる。2022年時点での人口は約5000人だ。

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