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ガザ地表の不発弾除去、20─30年かかる見通し=援助団体

2025年10月24日(金)03時31分

国際援助団体「ヒューマニティ・アンド・インクルージョン」の関係筋は、パレスチナ自治区ガザの地表にある不発弾除去には、20─30年かかる見通しだと述べた。2024年5月、ガザ北部で撮影(2025年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)

Emma Farge

[ジュネーブ 23日 ロイター] - 国際援助団体「ヒューマニティ・アンド・インクルージョン」の関係筋は、パレスチナ自治区ガザの地表にある不発弾除去には、20─30年かかる見通しだと述べた。

同団体の爆発物処理専門家、ニック・オール氏は、不発弾は地下に埋まっており、完全な除去は不可能とし、「今後、何世代にもわたって発見され続けることになるだろう」と述べた。

「地表の(不発弾)除去なら、一世代のうち、おそらく20─30年以内に達成可能だと思う」とし、非常に大きな問題に少しずつ取り組むことになると述べた。

今月、米国が仲介したガザ停戦により、何百万トンもの瓦礫(がれき)の中から不発弾を撤去する作業が開始されるとの期待が高まる一方、オール氏によると、現時点では、援助団体が不発弾の除去・解体作業を開始するための包括的な許可はイスラエルから得られていないという。

ロイター
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