ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル対円で上昇、翌日の米CPIに注目

2025年10月24日(金)06時04分

ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇した。5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇した。政府閉鎖が長期化する中、トレーダーらは今後の金利動向の手がかりを得ようと、24日に予定される米消費者物価指数(CPI)の発表を待つ展開となっている。

ドル/円は0.38%高の152.525円となった。

一方、主要通貨に対するドル指数は98.925と、ほぼ横ばいで推移した。

米連邦準備理事会(FRB)の政策決定の焦点がインフレから労働市場の動向にシフトする中でも、延期を経ての発表となるCPIに大きな注目が集まる。

マネックス・ヨーロッパのマクロリサーチ責任者ニック・リース氏は「今回のデータは通常とは若干異なる理由で重要視されるだろう。FRBがインフレから関心を移していることは明らかだが、それでもCPIから消費者支出や経済成長について一定の推測を行うことができる」と述べた。    また、米政府が22日、ロシアの石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科すと発表したことを受け、この日の原油価格は約5%上昇した。新たな対ロ制裁は円だけでなく、原油輸入に関連する他通貨にも重しとなる(バノックバーン・グローバルの首席市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏)との見方が聞かれた。

英ポンドは0.25%安の1.332ドル。ユーロは0.06%高の1.162ドルとなった。

ドルはノルウェークローネに対し0.42%安の9.9717クローネと、2週間ぶりに1クローネの水準を下回った。

ユーロは対ノルウェークローネで11.568クローネと1カ月ぶりの安値を記録した。

スイスフランは1ドル=0.7949スイスフランと下落した。

スイス国立銀行(中央銀行)が初めて公表した9月会合の議事要旨によるスイスフランへの影響は限定的だった。

ドル/円 NY終値 152.58/152.60

始値 152.75

高値 152.79

安値 152.47

ユーロ/ドル NY終値 1.1617/1.1620

始値 1.1587

高値 1.1620

安値 1.1586

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、バイナンス創業者に恩赦 仮想通貨推進鮮

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、4万9000円回復 米ハ

ワールド

英国王とローマ教皇、バチカンで共に祈り 分離以来5

ワールド

EU首脳、ウクライナ財政支援で合意 ロシア資産の活
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 2
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 3
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 4
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 5
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 6
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 7
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月2…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    「石炭の時代は終わった」南アジア4カ国で進む、知ら…
  • 10
    【ムカつく、落ち込む】感情に振り回されず、気楽に…
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 9
    「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼…
  • 10
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中