最新記事
英王室

キャサリン妃「画像加工」騒動、実は修正写真の公開は以前から...過去にはルイ王子の「指を消す」失敗も

Kate Middleton and Prince William's Past Photoshopped Images Analyzed

2024年3月17日(日)13時35分
ジェームズ・クロフォード=スミス
キャサリン妃とウィリアム皇太子

B. Lenoir/Shutterstock

<今回は自身の健康問題もあって大騒動になってしまったが、キャサリン妃は以前から画像処理した写真を公開してきた>

3月10日に、母の日(イギリスでは3月の第2日曜日)を記念して公開されたキャサリン皇太子妃の新たな写真について、憶測や陰謀論がいま最高潮に達している。この写真には明らかに全体的な画像処理が施されている、という指摘がさまざまな方面から寄せられているのだ。

■【写真】ルイ王子の「指が消えた」ことも...キャサリン妃「写真加工」は以前から 過去の「失敗作」たちを紹介

これを受けて、写真好きなキャサリン妃は、ソーシャルメディアの王室公式アカウントを通じて謝罪。自分は「アマチュア」の写真家であり、「ときおり」あれこれ編集してみることがある、と説明する事態となってしまった。

ここ1年ほど、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が公開した公式家族写真が、何かと議論を巻き起こしている。SNSユーザーやメディアが、写真が公開されるたびに丹念に分析するからだ。

そこで、ウィリアム皇太子とキャサリン妃がここ最近公開し、編集疑惑が浮上した写真をいくつか振り返ってみたい。

母の日の写真をめぐる疑惑

ウィリアム皇太子とキャサリン妃は3月10日、ソーシャルメディアの公式アカウントに写真を投稿した。キャサリン妃と3人の子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)が写っている、母の日を記念した1枚だ。

ケンジントン宮殿は、声明でこう述べていた。「母の日を記念し、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の写真が本日、ソーシャルメディア公式チャンネルで公開された」「写真は今週、ウィリアム皇太子がウィンザー城で撮影した」

すると、ソーシャルメディアではすぐさま、写真には明らかに編集されたとみられる部分があるという声があがった。たとえば、シャーロット王女の右袖の一部がぼやけているところや、キャサリン妃が着ているジャケットのジッパーが一部欠けているところ、ルイ王子の足元の向こう側にある段差にずれがあることなどだ。

この写真は、1月に公務を休んで腹部の手術を受けて以来、初めて公式に公開されたキャサリン妃の姿だ。それが編集されていたということから、キャサリン妃の健康状態や居場所についてさらなる憶測が飛ぶことになった。

この編集疑惑を受け、AP通信を含む複数の通信社は、業界用語で「取り消し」を意味する「キル・ノーティス」を発表。ガイドラインに違反しているとして、使用をやめるよう報道機関に求めた。

この写真公開から24時間を少し過ぎた3月11日、キャサリン妃は珍しく、ソーシャルメディアで自ら声明を発表し、次のように述べた。「多くのアマチュア写真家と同様、私も時おり編集してみることがあります。昨日公開した家族写真で混乱を招いてしまったことをおわびしたい。母の日を祝った皆さんが素敵な1日を過ごしたことを祈っています。C」

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、9月利下げ観測維持 米ロ首

ビジネス

米国株式市場=まちまち、ダウ一時最高値 ユナイテッ

ワールド

プーチン氏、米エクソン含む外国勢の「サハリン1」権

ワールド

カナダ首相、9月にメキシコ訪問 関税巡り関係強化へ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コロラド州で報告相次ぐ...衝撃的な写真の正体
  • 4
    債務者救済かモラルハザードか 韓国50兆ウォン債務…
  • 5
    「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京会場) …
  • 6
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 7
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 8
    【クイズ】次のうち、「軍事力ランキング」で世界ト…
  • 9
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 10
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 6
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 7
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 8
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 9
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 10
    輸入医薬品に250%関税――狙いは薬価「引き下げ」と中…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失…
  • 6
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 7
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中