最新記事
米社会

クリスマスツリーをよく見ると「数百匹の虫」がモゾモゾ...本物の木を飾っていた女性が「恐怖映像」を公開

Warning as Woman's Real Christmas Tree Hatched 'a Million Friends'

2023年12月3日(日)07時30分
アリス・ギブス
クリスマスツリー

Krakenimages.com/Shutterstock

<クリスマスツリーと一緒に森からやってきた「招かれざる客」たちが、木からあふれ出して床一面を這いまわる恐怖の体験>

そろそろクリスマスの飾り付けを引っ張り出し、ホリデーシーズンのお祭り気分が盛り上がってきた人も多いことだろう。しかしそんな中、アメリカのある女性が、楽しいクリスマス気分を吹き飛ばすような「恐怖のクリスマスツリー動画」をネットに投稿し、注目を集めている。

■【動画】クリスマスツリーをよく見ると「数百匹の虫」がモゾモゾ...本物の木を飾っていた女性が「恐怖映像」を公開

米国オレゴン州に住むアンドレア・カワードは11月下旬、TikTokに1本の動画を投稿した。それは、本物の木を切って部屋に運び込んだクリスマスツリーを撮影したものだが、そこには数えきれないほど大量のカマキリが群がっている。木に産み付けられた卵が孵化し、大量のカマキリが生まれてきたようだ。

動画の字幕には、「私たちのクリスマスツリーから無数のお友達が生まれてきた。本物の木にご用心」と書かれている。

これは、カワードの家庭で2018年に起きた出来事だという。カワードは本誌の取材に対し、「最初にこの木を持ち込んだとき、卵鞘(らんしょう)を1つ発見した」と話している。「その卵鞘が付いた枝は切り落として、家の外に置いた。それから約2週間半後、実はもう1つ隠れていた卵鞘の中から、カマキリの赤ん坊たちが現れた」

「少なくとも数百匹はいたと思う」とカワードは振り返る。「夫が掃除機で吸い始めた。彼らは床一面を這いまわっていた」

家の中はカマキリが孵化するのに最適な環境

本物の木のクリスマスツリーにカマキリの卵鞘が付いているのは珍しいことではない。カマキリは、さまざまな植物に卵を産み付けることで知られている。

暖かい家は、カマキリが孵化するのに最適な場所であり、結果として、カマキリが大発生することになった。カマキリの卵鞘は、卵嚢(らんのう)とも呼ばれ、200個の卵が入っていることもある。つまり、家で孵化されてしまうと大変な事態を引き起こすのだ。

カワードの投稿には、次のようなコメントが寄せられた。「昔、隣人にも同じことが起きた。彼らは、2階のベランダから木を放り投げていた」「新鮮なモミの香りを楽しむ代償がこれなら、やっぱりごめんだ」

では、クリスマスツリーを、昆虫ファミリーの新しい住処にしないためにはどうすればよいのだろう?

対策は、切り落とす木を選ぶところから始まる。まずは木を隅々まで調べ、カマキリ、マイマイガ、ミノムシなどの卵塊は取り除かなければならない。さらに念を入れて木を揺すれば、招かれざる「ヒッチハイカー」たちが、室内に上がり込むのを防ぐことができる。

がん検診
がんの早期発見を阻む「金額の壁」を取り払う──相互扶助の仕組みで「医療格差の是正」へ
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシアとハンガリー、米ロ首脳会談で協議 プーチン氏

ビジネス

HSBC、金価格予想を上方修正 26年に5000ド

ビジネス

英中銀ピル氏、利下げは緩やかなペースで 物価圧力を

ワールド

米ロ首脳会談、2週間以内に実現も 多くの調整必要=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口減少を補うか
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    間取り図に「謎の空間」...封印されたスペースの正体…
  • 5
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 6
    【クイズ】サッカー男子日本代表...FIFAランキングの…
  • 7
    疲れたとき「心身ともにゆっくり休む」は逆効果?...…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    ホワイトカラーの62%が「ブルーカラーに転職」を検討…
  • 10
    イーロン・マスク、新構想「Macrohard」でマイクロソ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 5
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 6
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 7
    ベゾス妻 vs C・ロナウド婚約者、バチバチ「指輪対決…
  • 8
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 9
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 10
    「中国のビットコイン女王」が英国で有罪...押収され…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中