最新記事
ロシア

プーチンの顔面に「異変」が...「頬どうした?」と話題に 外交の場での「奇妙な様子」にも注目集まる

Putin's Face in Viral Video Raises Questions

2023年11月11日(土)12時43分
ブレンダン・コール
ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領(9月5日) Sputnik/Mikhail Klimentyev/Kremlin via REUTERS 

<ロシアのプーチン大統領の「顔が膨らんでいる」様子を捉えた動画を、ウクライナ内務省顧問が公開。「影武者説」が再燃する事態に>

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の「顔の異変」が、話題になっている。最近撮影されたと見られる動画のなかのプーチンは頬が明らかに膨らんでおり、まるで美容整形のフィラー(充填剤)の注入を受けたかのよう、というのだ。プーチンをめぐっては、今月のカザフスタン大統領との会談での「奇妙な様子」を捉えた動画も拡散されており、変わらぬ注目度の高さを見せている。

■【動画】プーチンの顔面に異変...「頬どうした?」と話題に 外交の場での「奇妙な様子」にも注目が

動画を投稿したウクライナ内務省顧問のアントン・ゲラシチェンコは、「プーチンの頬はどうしたんだ?」と、座って話をするプーチンの様子について述べている。4秒間のこの動画は、右上に「クレムリン」という透かし文字が入っているが、撮影時期は不明だ。

11月9日、プーチンはカザフスタンを訪問し、同国のカシムジョマルト・トカエフ大統領と会談している。ウクライナのゲラシチェンコは、カザフスタン訪問中のプーチンを捉えた別の動画も投稿しており、こちらの動画にはプーチンが「(カザフスタン)大統領の名前をうまく発音できずにいる」とコメントしている。

「彼が他国の指導者の名前を言い間違えたのは、今回が初めてではない」とゲラシチェンは指摘する。「敬意が欠けているのか、それとも彼の『新しい頬』が発音に影響を与えているのか?」

フィラーを注射したのはプーチンの影武者?

プーチンの頬の動画に対し、あるユーザーは「頬の上に小さなあざがあるから、これは新しいフィラーだ。整形していない彼は、本当はどんな顔なのだろう」とコメントした。

別のユーザーは、これは「リフトアップのための注射」であり、「役者」に対して行われたものだと書いた。これは、プーチンの「影武者説」に言及したもので、あるユーザーは、今回の動画の顔と別のプーチンの画像を比較し、「頭の形、耳の形、鼻のカーブ」が違うと主張した。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、影武者説を強く否定しているが、ウクライナ軍事情報総局のアンドリー・ユーソフ報道官は11月5日、プーチンが影武者を使っているという「信頼できる情報」を持っているとNVラジオに語った。

「クレムリンの報道官がプーチンの影武者の存在を繰り返し否定するほど、逆の結論のほうが信憑性が高くなる」とユーソフは述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、プーチンの健康状態に対する疑念が渦巻いている。プーチンの「死亡説」がソーシャルメディア上で伝えられた際には、ペスコフは「彼は何も問題なかった」と説明した。


ニューズウィーク日本版 世界も「老害」戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年11月25日号(11月18日発売)は「世界も『老害』戦争」特集。アメリカやヨーロッパでも若者が高齢者の「犠牲」に

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


東京アメリカンクラブ
一夜だけ、会員制クラブの扉が開いた──東京アメリカンクラブ「バンケットショーケース」で出会う、理想のパーティー
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

政府、経済対策を閣議決定

ワールド

EU、豪重要鉱物プロジェクトに直接出資の用意=通商

ビジネス

訂正-EXCLUSIVE-インドネシア国営企業、ト

ワールド

アングル:サウジ皇太子擁護のトランプ氏、米の伝統的
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 7
    幻の古代都市「7つの峡谷の町」...草原の遺跡から見…
  • 8
    中国の新空母「福建」の力は如何ほどか? 空母3隻体…
  • 9
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 10
    EUがロシアの凍結資産を使わない理由――ウクライナ勝…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中