【検証】「メガネの長期使用で視力が落ちる」というネット情報は本当?
Correcting Vision Issues

メガネやコンタクトレンズの長期使用で視力が低下する心配はないし、度が合っていれば疲れることもない Vimaliss-Shutterstock
<「私は愛と喜びで世界を見ます」と唱えれば近視は治ると某インフルエンサーは主張するが>
強い近視の私は時々、不安に駆られる。装着しているコンタクトレンズはせいぜい1、2日しか使えない。山で迷子になるか、映画『ハンガー・ゲーム』のような殺し合いのサバイバルゲームに巻き込まれたら、断崖から落ちたり、見えない敵に攻撃されたりしてあっけなく死んでしまうかもしれない。
そこに「大丈夫」とささやく人が現れた。ちょっとしたエクササイズと自己暗示で近視は治せる、というのだ。
インフルエンサーのサマンサ・ロータスは最近「メガネは要らない」と主張して大炎上した。11ドル払って彼女の視力回復クラスに参加した人がTikTok(ティックトック)で明かした話によると、ロータスは「目のヨガ」をやり、「私は愛と喜びで世界を見ます」と唱えればメガネにさよならできると説いているとか。「目の周りにエッセンシャルオイルを塗る」ことも推奨しているらしい(彼女はエッセンシャルオイルの製造会社とアフィリエイト契約を結んでいる)。
こうした方法で視力が改善されるという「エビデンス(科学的根拠)はゼロ」だと、ワイル・コーネル統合医療センター(ニューヨーク)の眼科医クリストファー・スターは言い切る。
メガネ・コンタクト業界に反旗を掲げ、矯正レンズの使用者の不安をあおるロータス。その根底には多くの人が抱く疑問がある。「メガネやコンタクトレンズを長く使っていると視力が落ちるのでは?」という疑問だ。
実は世界の人口のかなりの割合が矯正レンズの「弊害」を信じている。サウジアラビアで昨年行われた調査では、若い成人の22%がメガネの使用は視力低下を招くと答えた。親たちを対象にしたインドの調査では23%、ナイジェリアの大学生に至っては、なんと64%がそう答えた。
熱烈な「反メガネ」の旗振り役の1人がアメリカ人の眼科医ウィリアム・ホラシオ・ベイツ。彼はロータスよりもはるかに早く、20世紀初め頃に「ベイツ・メソッド」と呼ばれる視力回復法を開発した。メガネを外し、黒い物をイメージする。さらには恐ろしいことに太陽を直視するといった方法である。彼はこれを著書『メガネなしでの完全な視力』にまとめ、1920年代に自費出版した。
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