カナダ当局、タイタニック号ツアー潜水艇タイタン損壊事故の調査開始 専門家は素材のカーボン使用を問題視

英豪華客船タイタニック号の残骸を見るツアー中に損壊した潜水艇「タイタン」について、カナダの運輸安全委員会(TSB)が調査を開始したと発表した。写真は25日、「ポーラー・プリンス」号を調査するTSBの担当者ら(2023年 ロイター/David Hiscock)
英豪華客船タイタニック号の残骸を見るツアー中に損壊した潜水艇「タイタン」について、カナダの運輸安全委員会(TSB)が23日、調査を開始したと発表した。
海面でタイタンの支援を行っていた「ポーラー・プリンス」がカナダ船籍であるとの理由で、タイタンの運営状況に関して安全上の調査に乗り出したと説明。既に調査チームが情報収集と関係者聞き取りのため、事故現場の北方約400マイルにあるニューファンドランド島セントジョンズに向けて出発したという。
専門家の間では、ツアー運営会社オーシャンゲートと同社の最高経営責任者(CEO)でタイタンを操縦していたストックトン・ラッシュ氏が、タイタンの設計仕様に関して第三者機関の認証手続きをしていなかった点を指摘する声が聞かれた。
またタイタンの材質にカーボンファイバー(炭素繊維)が使われていたことを問題視する見方も出ている。
資産家で海洋探査プロジェクト「オーシャンX」を立ち上げたレイ・ダリオ氏は「オーシャンゲートは他社が避けてきた材質で実験的な潜水艇を造り、安全を担保するための認証手続きは省略する決定を下し、業界の多くの専門家からの警告を無視する道を選んだ」とリンクトインに批判的な意見を投稿した。
英国のタイタニック号探検家ディック・バートン氏も、タイタンの設計やメンテナンスを巡っては多くの専門家が危険性を訴えていたと述べた。
今回のツアーに息子とともに参加する直前で見送りを決めたとロイターに明かしたラスベガスの投資家、ジェイ・ブルーム氏は、ビデオゲームの操作スティックがタイタンの部品に使われていたことや、緊急時の脱出が難しい構造などの面で特に不安を感じたと話した。

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