「好きな日本の曲」を投稿した韓国アイドルが母国で炎上...戦没者追悼記念日に投稿は「考えが足りない」?
@trsrupdates/Twitter
<Treasureのメンバーであるジフンは日本のバンドRADWIMPSのファンであることを公言しているが、今回はタイミングが悪かった?>
韓国のボーイズグループで日本でも人気を誇るTreasure(トレジャー)のメンバー「ジフン」が、ファンとの交流プラットフォームでシェアした投稿によって「炎上」状態となっている。韓国の戦没者追悼記念日である6月6日、ジフンは日本のアーティストの楽曲をシェアしたのだが、これが不適切だと批判されることになったのだ。
■【写真】「今日が何の日か知らないの?」と批判されてしまったRADWIMPS好きのジフンと彼の投稿
ジフンはこの日、ファンとオンラインで交流する際に使われるプラットフォーム「Weverse(ウィバース)」上に、日本のロックバンド「RADWIMPS」の楽曲「うるうびと」のミュージックビデオのスクリーンショットを投稿。しかし当日が韓国の戦没者追悼記念日「顕忠日」だったことから、この投稿に対して「Treasure Makers(トレジャー・メーカーズ)」と呼ばれる韓国人ファンの間から不適切だと批判の声が上がった。
ファンたちからは、「どれだけこの曲が好きでも、日付をよく見るべきだった。よく考えて、投稿を控えるべきだった。まったく何をしているのか」「ジフン、今日は顕忠日なんだよ。こんなに思慮の足りない人だっけ?」「6月6日が何の日なのか、本当に知らないの? どうしてこんなことができるの」といったコメントが相次いでいる。
韓国では毎年6月6日が、朝鮮戦争とベトナム戦争で従軍中に命を落とした兵士たちを追悼する顕忠日と決められている。韓国にとってこの日はまた、朝鮮独立を求める武装組織が日本軍と衝突した1920年の「鳳梧洞戦闘」で戦った英雄や、今も韓国のために軍務に就いている兵士らを称える日でもある。
21年1月には「そっけない」を聴いていた
日韓関係においては、日本が韓国を占領していた1910年から1945年の期間をめぐる歴史問題が、今も尾を引いている状態だ。韓国側は、日本が韓国人女性を日本軍の慰安所(売春宿)で無理やり働かせたり、強制労働をさせたりするなどの虐待行為を行っていたと非難している。
そうした状況下で、ジフンは2021年1月にも、「TMI(ちなみに)」として、RADWIMPSの「そっけない」を聴いていたとツイートしており、RADWIMPSのファンであることを公言してきた。それでも多くのジフンのファンにとって、今回の投稿はタイミングが悪すぎたようだ。
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