最新記事
イギリス

「メーガン妃が変装して戴冠式に出席している!」と疑われた「口ひげ男性」の正体

Coronation Guest Accused of Being 'Meghan Markle in Disguise' Speaks Out

2023年5月12日(金)18時39分
ジェームズ・クロフォード=スミス
チャールズ国王の戴冠式

ウェストミンスター寺院で執り行われた戴冠式(5月6日) Victoria Jones/Pool via REUTERS

<戴冠式に出席していた「口ひげ姿の謎の男」をめぐり、ネット上では「メーガンの変装」説など様々な噂が飛び交った>

5月6日の英国王チャールズ3世の戴冠式に、「メーガン妃が変装してこっそり参加している」と、ネット上で話題になっていたことをご存知だろうか? メーガン妃と子供たちを米カリフォルニアに残し、一家のうちでヘンリー王子だけが出席した戴冠式だが、その場にいたある男性が「メーガン妃の変装した姿」だと疑われたのだ。

■【写真】メーガン妃が変装した姿? チャールズ国王の戴冠式で、注目を浴びた口ひげ姿の男性

ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われた戴冠式の映像をくまなくチェックしていた人々は、出席者の中に薄い色のサングラスをかけた口ひげのある男性を発見。この人物が実はメーガンではないかと推測した。

だが実際にはこの人物は、1995年に発表した「聖なる海の歌声:アディエマス」で有名な作曲家のカール・ジェンキンスだと判明。その後、本人が自らソーシャルメディアに投稿を行い、自分が何者なのか、なぜ戴冠式に出席していたのかを明らかにした。

TikTokの公式アカウント「karljenkinsofficial」に投稿した動画の中で、ジェンキンスは次のように説明した。「私の名前はカール・ジェンキンスだ。国王チャールズ3世の戴冠式に出席したことで、多くの人が私に興味を持っているようだ。私が戴冠式に出席していたのは、戴冠式のために楽曲を制作したからだ」

「戴冠式にいた謎の人物は私だよ」

ジェンキンスはさらに、自分について「変装したメーガンだ」などの憶測が飛び交ったことに言及。「一部の人が私のことを、変装したメーガン妃だと思ったことにはとても驚いた。私が王冠の宝石を盗もうとしていると投稿した人もいた」と書き込んだ。

また彼は、「ちなみに私の首には、これが掛けられていた」と述べてリボンのついたメダルを見せ、こう述べた。「これは爵位を授与される時に貰うものだ。ネクタイの上から首に掛ける。それとタイムズ紙が私の口ひげについて(付けひげではないかと)言及していたが、私は18歳の時から口ひげがある。当時は流行していたんだ。だから戴冠式にいた謎の人物は私だよ。邪悪なことも、驚くようなことも何もないんだ!!」

ジェンキンスは戴冠式で、チャールズ国王とカミラ王妃が王冠を授けられた場所から近い聖歌隊席に座っていた。隣には、同じく戴冠式で楽曲が使用された作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーが座っていた。

試写会
『クィア/Queer』 ニューズウィーク日本版独占試写会 45名様ご招待
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ南部ザポリージャで29人負傷、ロシア軍が

ビジネス

シェル、第1四半期は28%減益 予想は上回る

ワールド

「ロールタイド」、トランプ氏がアラバマ大卒業生にエ

ワールド

英地方選、右派「リフォームUK」が躍進 補選も制す
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 9
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中