ウクライナ南部ザポリージャで29人負傷、ロシア軍が無人機攻撃

ウクライナ南東部の都市ザポリージャで1日夜、ロシア軍の無人機(ドローン)による攻撃で建物が炎上し、子ども1人を含む29人が負傷した。写真は、空爆を受けたアパートの跡地で作業するレスキュー隊員ら。同日、ザポリージャで撮影(2025年 ロイター)
[キーウ 2日 ロイター] - ウクライナ南東部の都市ザポリージャで1日夜、ロシア軍の無人機(ドローン)による攻撃で建物が炎上し、子ども1人を含む29人が負傷した。ザポリージャ州のフェドロフ知事が明らかにした。
同氏によると、ロシア軍はザポリージャに対し少なくとも10回の攻撃を行い、住宅や教育施設、インフラに被害が出た。がれきの中から3人が救助され、12人が病院で手当てを受けているという。
ウクライナ空軍は、ロシアが夜間に発射した無人機150機のうち64機を撃墜したと発表した。他の62機は目標に到達しなかったが、これは電子戦による妨害が理由とみられる。残りの24機については言及していない。
インターネットに投稿された写真には、炎上する建物や、はしごを使って損壊した建物の壁をよじ登る救助隊員、負傷して運ばれる男性の姿が捉えられている。
ウクライナ鉄道は同社の車両修理工場も被害を受けたと明らかにした。フェドロフ氏は同工場の今後の操業が不可能になったとの見方を示した。