最新記事
環境

海に「大量のマイクロプラスチック」が存在することを示す「衝撃映像」...脳や臓器に深刻な健康被害

Woman Reveals Just How Much 'Microplastic' Was Hiding on Hawaii Beach

2025年5月2日(金)19時55分
アリス・ギブス
砂浜から大量のプラスチック

写真はイメージです FOTOKITA/Shutterstock

<ハワイで撮影された映像には、砂浜の砂をふるいにかけると大量のプラスチック片が出てくる様子が。専門家たちはマイクロプラスチックによる健康被害に警鐘を鳴らす>

ハワイの海洋保護活動家が、ビーチの砂の中にプラスチック片が大量に含まれていることを示す映像を公開し、議論を呼んでいる。動画には「マイクロプラスチックが問題なのは、こういうことだ」というキャプションがつけられ、砂の中から大量の微細なプラスチック片が出てくる様子が映されている。

■【写真】脳や血液に「侵入」するマイクロプラスチック、自然界にこんなに...砂浜で大量に採取される映像

気候変動コンサルタント会社「フューチャーズウェル」のCEO兼クリエイティブディレクターであるカリッサ・カブレラは、地元ハワイのビーチで、砂をふるいにかける様子を撮影。SNSで公開した。

カブレラは、ハワイにおけるマイクロプラスチックの問題の深刻さを伝えたかったと本誌に語った。「太平洋の真ん中に孤立しているハワイでは、気象によってマイクロプラスチックが海岸に打ち上げられる海流の影響で、どれほど深刻で大規模なプラスチック汚染が起きているかを知らしめたかった」とカブレラは言う。

「ハワイはプラスチック危機の最前線に立たされている。北太平洋亜熱帯循環が海洋ごみを集め、海岸線に運んでくるからだ。それは太平洋諸国からのごみであり、汚染問題の規模を示している」

投資
「FXで長期投資」という投資の新たな選択肢 トライオートFX「世界通貨セレクト」とは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECB、3会合連続で金利据え置き 今後の道筋示さず

ワールド

米ワシントン空港で地上待機命令、管制官不足 政府閉

ビジネス

ゴールドマン・サックスCEO、米政府債務の増大に警

ビジネス

米コムキャスト、7─9月期は減収 テーマパークや映
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面に ロシア軍が8倍の主力部隊を投入
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 8
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 9
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 10
    【クイズ】開館が近づく「大エジプト博物館」...総工…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」にSNS震撼、誰もが恐れる「その正体」とは?
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中