アフガニスタンではタリバンが2021年に政権を再掌握して以降、推計240万人の女子が中等教育から締め出されている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が11日、明らかにした。

ユネスコは声明で、アフガンは女子・女性が中等・高等教育を公式に禁じられている世界で唯一の国だと指摘。こうした状況は「数十年にわたる潜在力の喪失、貧困の深刻化、取り返しのつかない損害に追い込む恐れがある」と述べた。

ユネスコの推計によると、女子・女性の中等・高等教育禁止により2066年までに60万人のアフガン女性が労働力から離脱し、累計で96億ドルの所得損失につながるほか、早婚のリスクが高まる可能性がある。

女性の高等教育制限は女性教師の不足を一段と悪化させると見込まれている。禁止措置とは別に、初等教育での未就学は200万人を超えるという。

ユネスコによると、10歳児の90%超が簡単な文章を読めず、国全体の識字率は37%にとどまっている。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 ニュースが分かる 国際情勢バズワード50
2026年9月22日/29号(9月15日発売)は「ニュースが分かる 国際情勢BUZZワード50」特集。

トランプ思想・世界経済・安全保障の新常識。今盛んに使われるキーワード50を徹底解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます