ウクライナ軍は、反攻作戦「ビバルディ」で、攻撃用の無人地上車両(UGV)を大型爆撃ドローンでロシア軍前線の後方に送り込む作戦を実施した。第三軍団は、こうしたUGVの空輸投入は「世界初」だとしている。

ウクライナ軍ではUGVの活用が広がっており、これまで歩兵が担っていた任務にも投入されるようになっている。

第三軍団のアンドリー・ビレツキー司令官は9月20日、「世界で初めて地上ロボットシステムの空輸による投入を開始した」と発表。大型ドローンでUGVをロシア軍の前線から10キロ以上離れた後方地域まで運んでいると説明した。ウクライナの英語メディア「ユナイテッド24メディア」が報じた。

キーウの通信社RBCウクライナによれば、UGVを空輸すること自体はウクライナ軍にとって新しい試みではない。ただし、「自爆型UGVをこれほど遠距離まで空輸して投入したのは初めて」だという。

◾️東部で進んでいた反攻作戦

ビレツキーが先週初めて明らかにしたビバルディ反攻作戦は、ウクライナ東部ドネツク州で数週間にわたって目立たない形で戦果を重ねてきた。

ビレツキーによると、第三軍団はこの作戦により、ドネツク州リマン北方で前方に張り出していたロシア軍の進撃を食い止め、ドンバス防衛の要となる要塞都市群をロシア軍が包囲するのを阻止したという。

ビレツキーは、続く第2段階の戦果も明らかにした。第1段階ではリマン方面でロシア軍が浸透していた地域を掃討し、複数の集落を奪還。第2段階ではさらに攻勢を進め、リマン北西の3集落を奪還・掌握し、約49平方キロを解放したほか、ロシア兵800人を排除したとしている。

ドローン監視下の機動戦を可能に
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