レバノンの親イラン武装組織ヒズボラが、殺傷力の高い新たな戦術で勢いを取り戻し、イスラエルとアメリカに強い圧力をかけている。両国は中東危機のレバノン戦線で外交的成果を得ようとしているが、その取り組みは厳しい局面を迎えている。
ここ数カ月で浮上した最も大きな変化は、長年にわたりイランの「抵抗の枢軸」の一角を占めるヒズボラが光ファイバー式の一人称視点(FPV)ドローンを実戦投入したことだ。ロシア・ウクライナ戦争で広くその威力が知られるようになったこの兵器を、ヒズボラが使用したのが初めて確認されたのは3月だった。アメリカとイスラエルが2月28日にイランとの戦争を開始したことを受け、ヒズボラが戦闘を再開した時期だ。
アメリカの紛争監視団体ACLEDが新たに公表した報告書によると、過去5カ月間にヒズボラが実施した攻撃の21%で光ファイバー式FPVドローンが使用された。また、イスラエル軍に死傷者が出たことが確認されている33件の攻撃の半数以上でこのドローンが使われていた。
一方向攻撃型ドローン、いわゆる「自爆ドローン」は、ヒズボラの攻撃の24%を占めていた。イスラエルがレバノンとの国境を越えて侵攻して戦闘が激化し、その後停戦に至った2024年10~11月の6%から大幅に増加したことになる。
ロケット弾発射を含むヒズボラのあらゆる種類の作戦も、当時の月約163件から、今年3月にヒズボラがイスラエルとの戦闘を再開して以降は月約199件に増加した。
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