[5日 ロイター] - 貴金属コンサルティング会社メタルズ・フォーカスは年次報告書で、金価格が2027年に過去最高値を更新するとの見通しを示した。根強いインフレや米財政赤字の拡大、政策の不透明感を背景に、従来のドル建て資産に代わる投資先を求める投資家の動きが上昇を後押しするという。

• 27年の金の平均価格は、現在の水準を約22%上回る1オンス=5330ドルになる見通し。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が目標を上回るインフレに対処するため、金融引き締めをさらに進める可能性があり、短期的には逆風となり得るとした。

• 金現物価格は26年1月下旬に5594.82ドルの過去最高値を付けたが、その後はエネルギー価格の高騰やFRBの金融引き締めを受け、25%下落した。足元では4152.27ドル付近で取引されている。[GOL/]

• メタルズ・フォーカスは銀についても、金を支えるマクロ経済要因の多くから恩恵を受け、今後12─18カ月に上昇すると予想した。

• 現物市場の需給逼迫ではなく、投資家の関心の再燃が上昇を支えると指摘。銀の平均価格は26年第4・四半期の1オンス=70ドルから、27年第4・四半期には90ドルを上回ると見込んだ。

• プラチナは現物の需給逼迫が和らぐものの、供給不足の継続が価格を支える見通し。27年の平均価格を1オンス=2060ドルと予想し、年間の供給不足は5年連続になるとした。

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