米南部テキサス州は長年、共和党の牙城として知られる「赤い州」。同州の民主党員にとって、州全体で争う選挙での勝利は決して手の届かない蜃気楼のような存在だった。だが11月の中間選挙に向けて民主党が組織基盤の構築に力を入れるなか、共和党が長年守ってきた連邦上院の議席が民主党に奪われる可能性が浮上している。鍵を握るのは若い世代の有権者だ。

共和党候補のケン・パクストン州司法長官はこの夏、若者への働きかけを強め、学生による支持組織「スチューデンツ・フォー・パクストン」の支部を設立。若い世代の保守派活動家たちの盛り上がりをアピールしている。「テキサスの未来のために闘おうと、州全域で学生が立ち上がっていることを心から誇りに思う」と、パクストンは語った。

もっとも、そうした努力は政治的な成果には結び付いていない。テキサス・サザン大学バーバラ・ジョーダン公共政策研究・調査センターの最新の世論調査によれば、投票する可能性が高い35歳未満の有権者の間では、民主党候補のジェームズ・タラリコ州下院議員が76%対18%でパクストンに対しリード。その差は、7月の59%対29%から大きく広がっている。

若年層でのタラリコ人気の一方、全世代では話が違う。同じ世論調査で、有権者全体でのタラリコ支持率は47%、パクストンは46%と、タラリコのリードは1ポイントにとどまる。

タラリコが若者たちから人気の理由
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