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またも南シナ海で中国が横暴 「複数の中国船が危険な操縦」=フィリピン沿岸警備隊

2023年4月28日(金)16時06分
ロイター
中国海警局の船舶

写真は今年2月にフィリピン沿岸警備隊にレーザー照射をしてきた中国海警局の船舶 REUTERS

フィリピン沿岸警備隊は28日、南シナ海で中国船が「危険な操縦」をしたと非難した。

哨戒活動を行っていた4月18─24日の間に起きたという。この期間には中国の秦剛外相がフィリピンを訪問し、マナロ外相やマルコス大統領と会談した。

中国は南シナ海の大部分で領有権を主張。領有権を争うフィリピンは中国に対し、同海域での「攻撃的な行動」をやめるよう繰り返し求めている。

沿岸警備隊は24日までの任務期間中に、フィリピンの排他的経済水域内で100隻以上の「中国海洋民兵船舶、人民解放軍海軍のコルベットクラス1隻、中国海警局の船舶2隻」を確認したという。

1隻の中国船がフィリピン船から約45メートルの距離で「危険な操縦を行った」としたほか、別の船舶2隻が「攻撃的な戦術」で、フィリピン船とその乗組員の安全に「重大な脅威」をもたらしたと指摘した。

在マニラ中国大使館は現時点でコメント要請に応じていない。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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