<関係者には解雇や降格などの処分が下される可能性が高い>

3月30日、中国共産党機関紙の人民日報が緊急回収される騒ぎがあった。習近平(シー・チンピン)国家主席が党の中核であることを示す一節から「習近平」の3文字が抜け落ちるという異例の誤植があったためだ。

些細なミスにも見えるが、中国メディアは普段から国家指導者の名前を改行で分断しないよう留意するなど氏名の扱いに細心の注意を払っており、習の不在を連想させる誤植は重大なミスだ。関係者には解雇や降格などの処分が下される可能性が高い。

タイミングも最悪だった。ゼロコロナ政策の失敗に加え、経済や外交での習の指導力に疑問が強まるなか、当局は「習近平思想」の徹底を図っている。習の著作や発言集を読む勉強会も全土で予定されており、習の地位に関する話題には普段以上に敏感だ。

ルーマニアではかつて、独裁者のチャウシェスク大統領の名前表記にスペルミスがないかを確認する専任スタッフがいたとされる。今の中国にもそんな仕事が必要かも?

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