隅田川の屋形船に使用 バイオ燃料「サステオ」が秘める環境負荷軽減の可能性
本格的な実用化に向けて、生産体制を拡充
「弊社の実証プラントは年間125キロリットルのバイオ燃料の生産能力を有している。2025年には、現在の実証プラントの2千倍の、年間25万キロリットルの規模の商業プラントが完成する予定。日本の首都である東京で、弊社が開発したサステオで屋形船が走る様子を見た時は深い感慨を覚えた。東京都はこれまで水素シャトルバスの導入や、再生可能エネルギーの積極的な導入など様々な取り組みを行ってきたが、我々のサステオも『ゼロエミッション東京』実現のためのソリューションの1つとして貢献できればと思っている」と尾立氏。
2022年11月時点で「サステオ」を採用した企業や団体は60以上あり、バス、船、航空機など、様々な交通機関で活用されている。環境負荷軽減に貢献するバイオ燃料の、さらなる広がりに期待したい。
取材・文/高須賀 哲


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