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銃規制

拳銃の売買を全国的に凍結へ 米国よりはるかに厳格なカナダの銃規制

2022年6月2日(木)17時14分

2019年のアンガス・リードの調査によると、カナダではほとんどの銃が農村部にあり、狩猟や娯楽としての射撃で使われている。

発砲事件による死者数

ワシントン大学の健康指標評価研究所(IHME)の2021年の分析によると、カナダは銃器による殺人が10万人あたり0.5人で、米国は同4.12人だった。

最近の乱射事件

1989年:ケベック州モントリオール大で女子学生14人が死亡

1992年:モントリオールのコンコルディア大で教授4人が同僚に撃たれ死亡

2006年:モントリオールのドーソンカレッジで女性1人が死亡、19人が負傷

2016年:サスカチワン州ラロッシュで10代の若者が4人を殺害

2017年:ケベック市のモスクで銃撃事件が発生し、6人が死亡

2020年:ノバスコシア州ポータピックで、偽のパトカーを運転していた犯人が13人を射殺、放火で9人を死亡させた

規制強化への反発

世論調査会社レジェの2021年3月の調査によると、回答者の66%がカナダは銃規制を強化すべきだと回答した。

銃の権利擁護団体は今回の措置に反対している。カナディアン・コアリション・フォー・ファイヤーアームズ・ライツは新しい法案を「大きな不意打ち」と称した。

アルバータ州の銃器担当最高責任者、テリ・ブライアント氏は、政府が提案した拳銃販売の凍結は財産権や個人的な生活への「多大な侵入」に当たると指摘。政府による道徳的価値観の押し付けだと反発した。また、銃器の担当者を増やし、より迅速で徹底した審査を行うよう訴えた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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