最新記事

ウクライナ情勢

ウクライナ軍、東部要衝セベロドネツクで反撃し20%を奪還

2022年6月4日(土)16時40分
セベロドネツクのウクライナ軍兵士

ウクライナ東部ルハンスク州のガイダイ知事はロシア軍の攻撃が続く要衝のセベロドネツクで、これまでにロシア軍の手に落ちた地域の20%をウクライナ軍が奪還したと明らかにした。写真は6月2日、 セベロドネツクのウクライナ軍(2022年 ロイター/Serhii Nuzhnenko)

ウクライナ東部ルハンスク州のガイダイ知事は3日、ロシア軍の攻撃が続く要衝のセベロドネツクで、これまでにロシア軍の手に落ちた地域の20%をウクライナ軍が奪還したと明らかにした。

ガイダイ知事は国営テレビに対し「状況は困難だがウクライナ軍は約20%を奪還し、ロシア軍の制圧下にある地域は約70%となった」と述べた。

ロイターはガイダイ知事の発言を独自に確認できていないが、2日にセベロドネツク入りしたロイターの記者は、同市がまだ完全にロシア軍の手に落ちていなかったことを確認している。

ウクライナ軍当局者によると、ロシア軍はシべルシキードネツ川をはさんでセベロドネツクの向かい側にあるリシチャンスクに進軍しようとしたが、撤退を余儀なくされた。

ロシアがルハンスク州と共に標的にしている近隣のドネツク州のキリレンコ知事によると、ロシア軍は同州の都市スラビャンスクの郊外まで15キロの地点に迫っている。

キリレンコ知事は、ドネツク州は簡単にはロシア軍に制圧されないとしながらも、反撃するためにより多くの兵器が必要になるとしている。

こうした中、欧州連合(EU)は対ロシア制裁を強化し、ロシアの連邦証券保管振替機関(NSD)を制裁対象に追加したほか、元新体操の女王でロシアのプーチン大統領の愛人とされるアリーナ・カバエワ氏や、ペスコフ大統領報道官の家族らを含む65人を新たに制裁対象に加えた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・【まんがで分かる】プーチン最強伝説の嘘とホント
・ウクライナのどさくさに紛れて「侵攻」を狙う、もうひとつの旧ソ連の国
・戦況マップ】ロシア軍は数日でこれだけ占領地域を失った
・遺体ばかりか負傷兵も置き去り──ロシア軍指揮官のプロ意識がさらに低下


今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

日中関係「少しぎくしゃく」、トランプ氏が高市氏との

ビジネス

米新築住宅販売、1月は60万戸割れ 22年10月以

ワールド

トランプ氏、イラン情勢巡り日本の積極行動に期待 高

ワールド

米とイスラエル、対イラン作戦の目標「同一でない」=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 6
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 9
    トランプ暴走の余波で加熱するW杯「ボイコット論」..…
  • 10
    アメリカはまた「壊した後」を考えていない...イラク…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中