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世界の自然災害1日1.5回にも 国連防災機関「自己破壊の連鎖」

2022年5月6日(金)09時50分

例えばフィリピンは、数百万人がまだ台風22号(ライ)の被害復旧途上にある。この台風では300人余りが死亡し、数十万人が家を失うなどの事態となり、損害額はおよそ5億ドルに上る。

支援団体ケア・フィリピンのプロジェクトマネジャー、マリー・ジョイ・ゴンザレス氏は、一番弱い立場の人たちを助けるために、政治家や政策担当者はもっと踏み込んだ気候変動対策を打ち出し、グリーンエネルギーへの移行を加速すべきだと提言。異常気象の脅威に最もさらされているのは都市部の貧困地域や限界集落、孤立集落だとの見方を示した。

各国が協調して取り組むシステム作りを

国際赤十字・赤新月社気候センターのディレクター、マールテン・ファン・アールスト氏は、各国がそれぞれの危機を個別の予期しない出来事として扱うのをやめて、気候変動の脅威に協調して取り組めるようなシステムを構築する必要があると語り、「悲しいことに最悪の影響を受ける人たちは増大する被害に対処するための資源が最も少ない。リスクを本当に減らすには、格差是正も必須になる」と付け加えた。

UNDRRの水鳥氏は、多くの途上国が債務増加やインフレのほか、新型コロナウイルスのパンデミックが経済にもたらした悪影響となお格闘している点を踏まえ、国際支援の拡大を要請した。「これらの国が、さまざまな災害リスクを防ぎ、強じんな態勢を構築できるようにするには、現在よりずっと大規模な国際支援が求められる」という。

(Beh Lih Yi 記者)

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