最新記事

動物

ケージを抜け出し、自由を謳歌! 保護犬がシェルターで一晩中遊びまわった結果...

2022年1月31日(月)18時20分
若道いつき
犬

(写真はイメージです) Chalabala-iStock

<「素晴らしい夜を過ごした」らしい>

廊下に散乱するのは、引き裂かれたおもちゃの数々──。

米ペンシルベニア州のある動物保護施設で職員のミスにより、ちょっとした事件が発生した。しかし、この出来事は施設に思わぬ幸運を呼び込むことに。

ベッドフォード群ヒューメインソサエティが地元放送局WTAJに語ったところによると、職員が鍵を掛け忘れたために、長年シェルターにいる犬のギリガンが夜中ケージから脱走してしまったという。しかし、この犬は姿を消すわけでもなく、無邪気なアイデアを実行することに心血を注いだようだ。

職員のジョイス・ロスは、朝、建物に到着したときの様子をこう振り返る。

「ドアに鍵をかけて中に入ると、ギリガンは走り回り、飛び跳ね、興奮していた。ギル、どうやって出てきたの?って感じ」

どうやらギリガンは犬小屋を出た後、施設に置いてあるおもちゃを使って一晩中遊び通したようだ。

「音の出ないおもちゃは端にどかし、音の鳴るおもちゃで遊んでいた」

「彼の様子から察するに、素晴らしい夜を過ごしたみたい。誇らしげだったから、とても」とロスは述べる。

@stardust9822 Gillagan had one crazy night last night. #funnydogvideos #shelterdogs #dog ♬ original sound - Stardust9822

TikTokに公開された愉快な動画は、(31日時点で)200万回を優に超える再生回数を記録。投稿が話題になったことで、協会には新たな寄付が殺到している。なお、ギリガンは幼い頃ひどい目に遭っていてヒトを怖がるため、里親の募集は行われていない。

マネージャーのジャネット・ゲイツは、ギリガンについて「施設のマスコットのような存在」と語る。

「彼はスタッフの心を満たし、私たちも彼のことを愛している」

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

プーチン氏、新STARTの失効後1年順守を提案 米

ワールド

ルビオ米国務長官、インドとの関係の重要性強調 ビザ

ワールド

旧統一教会の韓総裁を逮捕、尹前政権に金品供与容疑

ワールド

日米韓外相が会談、台湾・南シナ海情勢に懸念表明 北
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがたどり着ける「究極の筋トレ」とは?
  • 3
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 4
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 5
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    「より良い明日」の実現に向けて、スモークレスな世…
  • 8
    米専門職向け「H-1B」ビザ「手数料1500万円」の新大…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「コメの消費量」が多い国は…
  • 10
    トランプに悪気はない? 英キャサリン妃への振る舞い…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    「何だこれは...」クルーズ船の客室に出現した「謎の物体」にSNS大爆笑、「深海魚」説に「カニ」説も?
  • 4
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがた…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、…
  • 8
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 9
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 10
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 10
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中