最新記事

イギリス

クリスマスパーティーで炎上 英首相官邸

2021年12月13日(月)15時45分
スー・キム
ボリス・ジョンソン英首相

暴露動画の流出で追い込まれたジョンソン LEON NEAL-POOL-REUTERS

<昨年12月、ロックダウン下にもかかわらず、40~50人規模のパーティーが行われていた>

コロナ禍で国民に行動制限を求める一方で、政治家が羽目を外すのはイギリスでも同じようだ。

12月1日、約1年前の12月18日に首相官邸でクリスマスパーティーが開かれていたとの疑惑が浮上した。

当時は大勢の集まりを禁じる厳しいロックダウン下にあったが、現地メディアによればパーティーは40~50人規模で、参加者は「泥酔」していたという。

ジョンソン首相は疑惑を否定したが、パーティーの後に行われた官邸での定例会見のリハーサルで、職員が「チーズとワインについて釈明する」様子や、「ソーシャルディスタンスなんて全くなかった」と、冗談を言う広報官の様子を収めた動画が流出。

広報官が辞任する事態に発展し、この点についてはジョンソンも謝罪した。

オミクロン株の感染拡大で行動制限の強化策が発表されたのは、疑惑をごまかすためではないかと批判も出ている。

さすがのジョンソンも、この年末はおとなしくするだろう。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スイス中銀、第3四半期利益は279億スイスフランに

ワールド

韓国、国有資産売却を緊急停止 安価懸念で李大統領が

ワールド

スイス消費者物価、前月比で3カ月連続下落 中銀にマ

ワールド

韓国CPI、10月は前年比+2.4%に加速 金利据
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    米沿岸に頻出する「海中UFO」──物理法則で説明がつかない現象を軍も警戒
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 9
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 10
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中