最新記事

英王室

ヘンリー王子&メーガン妃インタビュー、誰が勝者で誰が敗者なのか?

Who Won the Interview?

2021年3月16日(火)19時00分
ヘザー・シュウィドル

まあまあ勝ち組

6位:労働組合 メーガンは心を病んでいた時期にも治療を受ける機会を奪われたと語り、「以前の仕事場(俳優業界)には組合があって、彼らが守ってくれていた」と言った。「組合」は全米俳優組合(SAG)のことだろう。労働組合にとっては願ってもない援護射撃だ。そう、組合は庶民を守る。メーガンもそこまでは言わなかったが、そうだ、王室にも労働組合があるべきだと思った人は少なからずいただろう。そのとおり、連帯しようよ、メーガン。

7位:タイラー・ペリー バンクーバー時代のメーガンとヘンリーはタブロイド紙に居場所をすっぱ抜かれ、新型コロナウイルス対策でロックダウン(都市封鎖)が実施される前にカナダを脱出しようと考えたが、なかなか新居が見つからなかった。そこへ救いの手を差し伸べたのが黒人俳優のタイラー・ペリー。彼は2人のために別荘を提供し、警備員まで手配してくれた。

ペリーにこれほどの財力があるとは驚きだが、調べてみると彼の資産総額は推定で約10億ドル。王室からの資金援助を打ち切られたヘンリー&メーガン夫妻よりもずっと金持ちなのだ。

8位:撮影場所の持ち主 番組の冒頭、オプラは言った。ここは私の家でもメーガンの家でもなく、ある「友人」の家にある「超素敵なパゴラ(つる棚)」だと。もちろん「友人」の名は明かされなかったが、並の人間ならいずれ、自宅の裏庭で世紀のインタビューが行われたことを自慢したくなるはずだ。まあ、ジャック・ニコルソン級の超有名人なら口は固いだろうが。

勝敗つかず組

9位:英国ドラマ『ザ・クラウン』 メーガンとヘンリーのオーストラリア訪問に話を振るとき、オプラはネットフリックスの王室ドラマ『ザ・クラウン』を引き合いに出した。シーズン4で、ダイアナが訪問先のオーストラリアで大人気となりチャールズとその側近たちに妬まれる場面だ。

あんな感じ? と尋ねるオプラに、2人は『ザ・クラウン』はあまり見ていないと答えた。でも2人が話した状況は、このエピソードそのものだった。このドラマの追い風になったとは言えないが、逆風でなかったのは確かだ。

10位:オプラとヘンリー王子が協力するアップルTV+の番組 王室メンバーとしてのつらい経験に関するメーガンの告白を受けて、オプラは彼女の話がいかに重要かを強調するため、ヘンリーと自分がアップルTV+で制作中のメンタルヘルス関連のドキュメンタリー番組の話を持ち出した。こういう場所で自分の番組の宣伝をするのはどうかと思うが、いい宣伝になったのは間違いない。

11位:ヘンリー王子 この特番ではヘンリーもだいぶ株を上げた。メーガンはヘンリーとの恋愛がおとぎ話のように美しかったと振り返り、彼が私たちの家族を救ってくれたとも語り、彼が愛情深い父親だという印象も残せた。

だが能弁なメーガンに対して、ヘンリーは感情的にしゃべっているだけにも見えた。王室の一員として育つなかで多くの特権を享受してきたことに気付いていないように見える場面もあった。差別発言の主をメーガンが名指ししなかったのは賢明な戦術的選択と言えるが、ヘンリーが口ごもったのは何かを恐れているようで、ふに落ちなかった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ヒズボラ戦闘員の死者400人超、イスラエルとの戦闘

ビジネス

AI創薬インシリコ、米リリーと提携 最大27.5億

ワールド

トランプ氏「イランの石油奪いたい」、カーグ島占領も

ビジネス

バンク・オブ・アメリカ、7250万ドル支払いで合意
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のSNS動画が拡散、動物園で一体何が?
  • 4
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    カタール首相、偶然のカメラアングルのせいで「魔法…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中