最新記事

ロシア

ロシア警察、モスクワで集会中の野党政治家など200人拘束

2021年3月15日(月)10時11分

ロシア警察はモスクワの集会に参加していた野党の政治家数人を含む200人あまりの身柄を拘束した。内務省が発表した。写真は1月、ロンドンでロイターの取材に応じるミハイル・ホドルコフスキー氏(2021年 ロイター/ Henry Nicholls)

ロシア警察は13日、モスクワの集会に参加していた野党の政治家数人を含む200人あまりの身柄を拘束した。内務省が発表した。

ロシアでは、昨夏の毒殺未遂から回復した反体制派指導者ナワリヌイ氏が今年1月の帰国直後に逮捕・収監された後、反政府派への取り締まりが強化されている。

集会を主催した「オープン・ロシア」のピボバロフ事務局長によると、13日と14日に開催予定だった集会にはロシア全土から地方自治体の代表が集まっていた。

現地メディアの映像には、集会の最中に警官らが建物内に入り、参加者を次々に拘束し、外にとめた車で連行する様子が映っている。

内務省のモスクワ支部は、200人ほどを拘束し、調査を進めていると明らかにした。

警察は、拘束の理由について、集会参加者の多くが新型コロナウイルス対策の防護具を付けていなかったとしたほか、参加者の中に国内で「望ましくない活動」を行う組織のメンバーがいたと説明した。だが、映像では大半の参加者がマスクを着けていた。

「オープン・ロシア」は、元石油王でプーチン政権を批判し亡命したミハイル・ホドルコフスキー氏が設立した英国拠点の財団。ロシア政府が2015年の法律で、望ましくない活動をする組織として禁止した30あまりの組織の一つ。

人権団体のOVD-Infoによると、今回拘束された人数は170人以上に上る。

野党政治家のイリヤ・ヤシン氏やジャーナリスト兼反政府活動家のウラジミール・カラ=ムルザ氏は拘束後にSNSにメッセージや写真を投稿。現地テレビ局によると、エカテリンブルク元市長やモスクワ市議会議員も拘束された。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・フィット感で人気の「ウレタンマスク」本当のヤバさ ウイルス専門家の徹底検証で新事実
・新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...
→→→【2021年最新 証券会社ランキング】



今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

アングル:カジノ産業に賭けるスリランカ、統合型リゾ

ワールド

米、パレスチナ指導者アッバス議長にビザ発給せず 国

ワールド

トランプ関税の大半違法、米控訴裁が判断 「完全な災

ビジネス

アングル:中国、高齢者市場に活路 「シルバー経済」
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 2
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 3
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界がうらやむ国」ノルウェーがハマった落とし穴
  • 4
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 5
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 6
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 7
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 10
    トレーニング継続率は7倍に...運動を「サボりたい」…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 3
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 4
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 7
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 8
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 9
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 10
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中