最新記事

SNS

イーロン・マスクの参加で話題、音声SNS「クラブハウス」に招待されるには

How to Get on Clubhouse, the Invite-only Social Media App Used by Elon Musk

2021年2月3日(水)12時24分
ジェイソン・マードック

クラブハウスの知名度アップに一役買ったマスク Aly Song-REUTERS

<スペースX創業者が登場したことで一気に注目を集めた「完全招待制」の新たなプラットフォーム>

2月1日、電気自動車メーカーのテスラと宇宙開発企業スペースXの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスクが、招待制の音声チャットアプリ「クラブハウス」に登場。クラブハウスの注目度が一気に上昇している。

マスクは1日夜10時(太平洋標準時)の「グッドタイム」という番組に参加し、ほかの参加者からの質問に答えたり、米ネット証券ロビンフッドのブラド・テネフCEOを厳しく追求したりした。このイベントについては、ツイッター上でもユーザーたちがコメントを書き込むなど注目度が高く、マスクのチャットをライブ配信したユーチューブ動画も大勢の人が視聴した。

そもそもクラブハウスとはいったい何なのか?そのほかのソーシャルメディアとは何が違うのか?招待されるにはどうしたらいいのか?クラブハウスについて知っておくべきことを、以下にまとめた。

クラブハウスの特徴は

TikTok(ティックトック)、ツイッターやフェイスブックと違って、クラブハウスがコミュニケーションに使うのは音声のみ。メンバーは好きな「ルーム(部屋)」を選んでさまざまなテーマについて話をする。「オーディエンス」として話を聞くだけでもいいし、挙手してモデレーターの許可を受ければ「スピーカー」として話に参加できる。ユーザーが自分のルームを持つこともできる。

クラブハウスは基本的には、音声のみでコミュニケーションをするチャットルームの集まりだ。スポーツでもニュースでも、音楽や時事問題、政治、ビジネス、車やゲーム、エクササイズでも――ユーザーが好きなテーマについて話し合うことができる。

同アプリは2020年にベータ版がリリースされ、コメディエンヌで女優のティファニー・ハディッシュやラッパーのミーク・ミルなどの著名人が使っていることでも知られている。

クラブハウスの創業者は、元グーグル社員のローハン・セスと元ピンタレスト社員のポール・デイビソン。ビジネス向けSNSのリンクトインに掲載されているプロフィールによれば、2人は2020年にクラブハウスの親会社アルファエクスプロレーションを立ち上げた。現在デイビソンは同社の共同創業者兼CEO、セスは共同創業者として登録されている。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

独外相、中国の輸出規制による欧州産業混乱巡る問題解

ビジネス

パラマウント、ワーナーに敵対的買収提案 1株当たり

ワールド

EU、自動車排出量規制の最新提案公表を1週間延期 

ビジネス

NY外為市場=米ドル上昇、FOMCに注目 円は地震
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    死刑は「やむを得ない」と言う人は、おそらく本当の…
  • 10
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中