最新記事

感染第3波

東京都23日の新型コロナ新規感染1,070人、重症者は156人 1月累計が3万人突破

2021年1月23日(土)20時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

東京都は22日、都内で新たに1070人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。これで1月の新規陽性者数の累計は3万人を突破した。

東京都は23日、都内で新たに1070人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。これは土曜日としては先々週の2,268人、先週の1,809人に続く過去3番目の多さとなった。

この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:29人(約3%)
10代:71人(約7%)
20代:206人(約19%)
30代:136人(約13%)
40代:180人(約17%)
50代:154人(約14%)
60代:88人(約8%)
70代:86人(約8%)
80代:80人(約7%)
90代:36人(約3%)
100歳以上4人(約0.37%)
となっている。また65歳以上の高齢者は250人となっており、全体の23%を占めている。

また、重症者は前日の158人に対して156人となっている。

これで1月に入って都内で確認された陽性者の合計は30,459人と3万人を突破。また累計では92,904人となった。

また感染拡大による医療提供体制のひっ迫を受けて自宅療養者と入院・療養等調整中が増加。自宅療養者は8,418人で12日連続8,000人以上の状態が続いている。一方の入院・療養等調整中も6,113人と依然として高止まりが続いている。

これらの人びとの体調確認などに保健所が忙殺されることで、新規陽性者の感染経路を追い切れず、さらなる新規陽性者が増加するという悪循環が生じている。

一方で、PCR検査などでの陽性率は1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した22日の数値は9.8%とひと桁台にまで低下している。8日から発令された緊急事態宣言の効果が出てきているが、今後どこまで新規陽性者が低下するか注目される。

reuters__20210123211050.png

PCR検査などでの陽性率は徐々に下がりはじめており、22日の数値は10%を切った。

変異種ウイルスが海外渡航歴のない子どもから確認、市中感染に警戒

こうしたなか、厚生労働省は都内の10歳未満の女の子が、イギリスで広がる変異種の新型コロナウイルスに感染したことを発表した。

これは、都内に住む10歳未満の女の子で、1月19日に無症状ながら陽性が確認され、21日から入院しているという。彼女は、感染が確認された都内の40代男性の濃厚接触者で、海外への渡航歴はなく、厚生労働省は「市中感染の可能性がある」としている。

東京都では今後、変異ウイルスが広がる可能性もあるとみて、陽性と判定された一部の検体を遺伝子解析して、警戒を続けるという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英中銀が金利据え置き、量的引き締めペース縮小 長期

ワールド

台湾中銀、政策金利据え置き 成長予想引き上げも関税

ワールド

UAE、イスラエルがヨルダン川西岸併合なら外交関係

ワールド

シリア担当の米外交官が突然解任、クルド系武装組織巡
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 5
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中