最新記事

感染第2波

米コロナ死者、12月までに倍増し約30万人に ワシントン大が予想

2020年8月7日(金)10時27分

米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は、米国の新型コロナ感染による死者が12月1日までに30万近くに達するとの予想を示した。写真は5日、ロサンゼルスの食料品店で並ぶ人々(2020年 ロイター/Mike Blake)

米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)は6日、米国の新型コロナ感染による死者が12月1日までに30万近くに達するとの予想を示した。その上で、マスク着用を徹底すれば、7万人の命が助かる可能性があるとした。

IHMEのクリストファー・マレー所長は「米国ではジェットコースターのような状況が見られている。人々は感染が拡大しているときには、より頻繁にマスクを着用して社会的距離を確保しているが、その後しばらくして感染者が減少すると気を緩めているようだ」と述べた。

米国の新型コロナ感染による死者は15万9000人を超えており、世界で最も多い。感染者は480万人。

IHMEによると、感染者は以前に流行の中心地だったアリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、テキサス州では減少しつつある一方、コロラド、アイダホ、カンザス、ケンタッキー、ミシシッピ、ミズーリ、オハイオ、オクラホマ、オレゴン、バージニア州では増加している。この傾向はロイターの集計とも一致する。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見
・韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に


2020081118issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
楽天ブックスに飛びます

2020年8月11日/18日号(8月4日発売)は「人生を変えた55冊」特集。「自粛」の夏休みは読書のチャンス。SFから古典、ビジネス書まで、11人が価値観を揺さぶられた5冊を紹介する。加藤シゲアキ/劉慈欣/ROLAND/エディー・ジョーンズ/壇蜜/ウスビ・サコ/中満泉ほか

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国、豪雨で少なくとも18人死亡 各地で洪水など被

ワールド

英仏など20カ国、ガザ即時戦闘終結要求 イスラエル

ワールド

ロシア・イラン国防相がモスクワで会談、軍事協力強化

ワールド

X、仏検察捜査「政治的動機」と非難 協力拒否へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「カロリーを減らせば痩せる」は間違いだった...減量のカギは「ホルモン反応」にある
  • 2
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞の遺伝子に火を点ける「プルアップ」とは何か?
  • 3
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 4
    「死ぬほど怖かった...」高齢母の「大きな叫び声」を…
  • 5
    小さなニキビだと油断していたら...目をふさぐほど巨…
  • 6
    「巨大なヘラジカ」が車と衝突し死亡、側溝に「遺さ…
  • 7
    中国経済「危機」の深層...給与24%カットの国有企業…
  • 8
    日本では「戦争が終わって80年」...来日して35年目の…
  • 9
    父の急死後、「日本最年少」の上場企業社長に...サン…
  • 10
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 4
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 7
    「マシンに甘えた筋肉は使えない」...背中の筋肉細胞…
  • 8
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウ…
  • 9
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 10
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 5
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 9
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 10
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中