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感染第2波

東京都、28日の新型コロナウイルス新規感染266人 大阪155人、愛知111人と過去最多の都市も

2020年7月28日(火)21時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

写真は7月27日都内で。REUTERS / Issei Kato

東京都は28日、都内で新たに266人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

陽性者が200人を超えるのは2日ぶり、100人を超えるのはこれで20日連続となる。7月の合計では5386人と5000人を突破し、感染拡大に歯止めがかからない状態だ。

<関連記事:東京都、29日の新型コロナウイルス新規感染250人 東京アラート解除後の累計6000人突破

この日確認された陽性者のうち、20代と30代は合わせて168人で全体の63%、40代と50代は65人で24%を占めているほか、70代が7人、80代が6人、90代が1人と、高齢者にも感染が広がっている。また重症患者が2人増えて21人となっていることも懸念される。

これで都内で確認された陽性者の合計は11611人。緊急事態宣言が解除された5月25日以降の累計は6466人と累計の半数を超えている。

また、28日は東京以外でも、大阪府が155人、愛知県が111人とそれぞれ過去最多の感染者が確認された。

こうした各地で感染者数が増えていることを受けて西村経済再生大臣は「感染の報告数がかなりの数に上がっていて、危機感をもって日々の数字をしっかりと注視して、専門家の皆さんに分析を行なっていただいている。今日東京で266名ということだが、報告がされたのは今日でも、実際に発症したのは何日か前で、この発症日別のデータいわゆるエピカーブのグラフを見て判断をしていくことになる。同時にそれぞれの地域でクラスターが発生しているかどうか、あるいは感染経路不明の方がどの程度いるのか、こうした分析を日々丁寧にきめ細かく行なっていただいている。今週中にもこうした分析をふまえて御意見をいただく分科会を開催するよう調整をしており、対策を実効性のある形で実施して、何とか減少傾向になるように都道県知事あるいは政令指定市の組長の皆さんとも連携を取りながら全力で取り組んでいきたいと考えている」と語った。


東京都・新型コロナウイルス陽性患者数


  

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

  

PCR検査等の結果

 

入院患者数

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


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