最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(31日現在)

2020年3月31日(火)12時45分

■ユーロ圏の銀行、ECB勧告に従い配当停止 スイス勢は計画続行

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が深刻なリセッション(景気後退)に陥るリスクにさらされる中、ユーロ圏の銀行は当局の指示に従って相次いで株主への利益還元を停止している。

■独首相、新型コロナ陰性 自宅からの公務は継続へ=報道官

ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスの検査で3回陰性となったが、自宅での公務を継続する。政府報道官が明らかにした。

■FCAが新型コロナ対応で幹部ら給与削減、GM・フォードに続き

欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした「痛みを分かち合う」ために、世界中の上級幹部と従業員の給与を削減する。マイク・マンリー最高経営責任者(CEO)が社員に宛てたメモをロイターが確認した。

■米の新型コロナ対応指針を強化する可能性も トランプ氏言及

トランプ米大統領は30日、新型コロナウイルスの封じ込めに向け、国民に対し、濃厚な対人接触を避ける「社会的距離の指針」を引き続き4月も順守するよう求めた上で、指針をさらに強化する可能性もあると述べた。

■エアバス、生産再開が2割どまりも 労働力・部品不足で=関係筋

欧州航空機大手エアバスは、新型コロナウイルスの世界的流行に起因する労働力および航空機部品の不足に直面しており、一部工場の操業停止が続くなか、航空機生産は当面、通常の10─20%程度までしか回復しない可能性がある。業界や労組の関係筋が明らかにした。

■米インスタカートやアマゾン従業員がスト、新型コロナ巡り不安訴え

米食品宅配オンラインサービスのインスタカートやインターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの従業員が30日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、労働環境の安全性や賃金への懸念を訴え、ストライキを実施した。

■独エンジニアリング部門の供給網に新型コロナの影響強まる=調査

ドイツ機械装置産業連盟(VDMA)が30日発表した調査で、新型コロナウイルスの感染拡大がドイツのエンジニアリング部門のサプライチェーンに及ぼす影響が強まっていることが分かった。

■ソロス氏、生まれ故郷のブダペストに100万ユーロ寄付 新型コロナ封じ込め

米著名投資家のジョージ・ソロス氏は30日、自身の慈善財団「オープン・ソサエティー財団」を通じて、ハンガリーの首都ブダペストが直面する新型コロナウイルスの感染封じ込め政策へ100万ユーロを寄付すると発表した。

■新型コロナ危機、石油業界を大きく変える要因に=ゴールドマン

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)とそれに伴う原油価格下落により石油業界はより効率的でより力強くなるだろうが、将来の供給不足リスクは高まる──。ゴールドマン・サックスは30日、このようなアナリスト・ノートを発表した。

■ロシア、新型コロナで外出禁止の地域拡大 感染者の増加続く

ロシアで新型コロナウイルスの新規感染者が6日連続で最多を更新する中、少なくとも14の地域が30日、部分的なロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。

■カナダ、売上高30%以上減少の全ての企業支援=首相

カナダのトルドー首相は30日、新型コロナウイルスの打撃を受けた企業への支援措置について、売上高が30%以上減少した全ての企業や非営利団体が対象になると説明した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:高級品業界が頼る中東富裕層、地政学リスク

ワールド

トランプ氏、イラン制裁解除計画を撤回 必要なら再爆

ワールド

トランプ氏、金利1%に引き下げ希望 「パウエル議長

ワールド

トランプ氏「北朝鮮問題は解決可能」、金正恩氏と良好
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 2
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で大爆発「沈みゆく姿」を捉えた映像が話題に
  • 3
    突然ワニに襲われ、水中へ...男性が突いた「ワニの急所」とは
  • 4
    富裕層が「流出する国」、中国を抜いた1位は...「金…
  • 5
    ロシア人にとっての「最大の敵国」、意外な1位は? …
  • 6
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 7
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事…
  • 8
    伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 4
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 7
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 8
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 9
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 10
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中