新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(31日現在)
■ユーロ圏の銀行、ECB勧告に従い配当停止 スイス勢は計画続行
新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が深刻なリセッション(景気後退)に陥るリスクにさらされる中、ユーロ圏の銀行は当局の指示に従って相次いで株主への利益還元を停止している。
■独首相、新型コロナ陰性 自宅からの公務は継続へ=報道官
ドイツのメルケル首相は、新型コロナウイルスの検査で3回陰性となったが、自宅での公務を継続する。政府報道官が明らかにした。
■FCAが新型コロナ対応で幹部ら給与削減、GM・フォードに続き
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がもたらした「痛みを分かち合う」ために、世界中の上級幹部と従業員の給与を削減する。マイク・マンリー最高経営責任者(CEO)が社員に宛てたメモをロイターが確認した。
■米の新型コロナ対応指針を強化する可能性も トランプ氏言及
トランプ米大統領は30日、新型コロナウイルスの封じ込めに向け、国民に対し、濃厚な対人接触を避ける「社会的距離の指針」を引き続き4月も順守するよう求めた上で、指針をさらに強化する可能性もあると述べた。
■エアバス、生産再開が2割どまりも 労働力・部品不足で=関係筋
欧州航空機大手エアバスは、新型コロナウイルスの世界的流行に起因する労働力および航空機部品の不足に直面しており、一部工場の操業停止が続くなか、航空機生産は当面、通常の10─20%程度までしか回復しない可能性がある。業界や労組の関係筋が明らかにした。
■米インスタカートやアマゾン従業員がスト、新型コロナ巡り不安訴え
米食品宅配オンラインサービスのインスタカートやインターネット通販大手アマゾン・ドット・コムの従業員が30日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、労働環境の安全性や賃金への懸念を訴え、ストライキを実施した。
■独エンジニアリング部門の供給網に新型コロナの影響強まる=調査
ドイツ機械装置産業連盟(VDMA)が30日発表した調査で、新型コロナウイルスの感染拡大がドイツのエンジニアリング部門のサプライチェーンに及ぼす影響が強まっていることが分かった。
■ソロス氏、生まれ故郷のブダペストに100万ユーロ寄付 新型コロナ封じ込め
米著名投資家のジョージ・ソロス氏は30日、自身の慈善財団「オープン・ソサエティー財団」を通じて、ハンガリーの首都ブダペストが直面する新型コロナウイルスの感染封じ込め政策へ100万ユーロを寄付すると発表した。
■新型コロナ危機、石油業界を大きく変える要因に=ゴールドマン
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)とそれに伴う原油価格下落により石油業界はより効率的でより力強くなるだろうが、将来の供給不足リスクは高まる──。ゴールドマン・サックスは30日、このようなアナリスト・ノートを発表した。
■ロシア、新型コロナで外出禁止の地域拡大 感染者の増加続く
ロシアで新型コロナウイルスの新規感染者が6日連続で最多を更新する中、少なくとも14の地域が30日、部分的なロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。
■カナダ、売上高30%以上減少の全ての企業支援=首相
カナダのトルドー首相は30日、新型コロナウイルスの打撃を受けた企業への支援措置について、売上高が30%以上減少した全ての企業や非営利団体が対象になると説明した。