最新記事
感染症対策フランス、17日からの外出禁止令を検討 新型コロナウイルス拡大抑制へ

新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けて外出禁止令の発令を検討している。複数の関係筋が15日、明らかにした。写真はパリの凱旋門前で15日撮影。(2020年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
フランス政府は、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向けて外出禁止令の発令を検討している。政府の計画について知る複数の関係筋が15日、明らかにした。
外出禁止措置の期間や、政府内で最終決定が下されたかどうかは不明。
関係筋の1人によると、外出禁止措置は17日深夜から実施される。
フィリップ首相は14日、全土のレストランやバー、映画館などに閉鎖を指示し、国民に不要不急の移動を控えるよう求めた。
しかし、15日には各地で公園や川岸、その他公共スペースに人が集まる様子が依然として見られ、当局者の間で国民が忠告に耳を傾けていないとの懸念が高まった。
フランスでは新型ウイルスへの感染による死者が15日時点で127人と、前日から30%超増加し、感染者数は5423人を超えた。

【関連記事】
・新型コロナウイルスでマニラ事実上の首都封鎖 初日の検問所には軍も動員、テロ警戒か
・韓国、新型コロナウイルス新規感染が2桁に減少 入国者への対策強化へ
・イタリア、新型コロナウイルス感染者1.7万人超 死者1266人で前日から25%増

アマゾンに飛びます
2020年3月24日号(3月17日発売)は「観光業の呪い」特集。世界的な新型コロナ禍で浮き彫りになった、過度なインバウンド依存が地元にもたらすリスクとは? ほかに地下鉄サリン25年のルポ(森達也)、新型コロナ各国情勢など。