最新記事
感染症中国、新型肺炎で4人目の死者 武漢市内の医療従事者15名も感染

中国湖北省武漢市の衛生当局は21日、新型コロナウイルスによるとみられる肺炎で、89歳の男性が死亡したと発表した。死者はこれで4人目となった。写真は武漢市内の病院のようす Darley Shen - REUTERS
中国湖北省武漢市の衛生当局は21日、新型コロナウイルスによるとみられる肺炎で、89歳の男性が死亡したと発表した。死者はこれで4人目となった。
発表によると、男性は13日に肺炎の症状を訴え、呼吸困難に陥るなどしたことから、5日後に入院。19日に死亡した。男性はもともと、高血圧や糖尿病、冠動脈性心疾患など健康上の問題を抱えていた。
また、武漢市衛生当局によると、市内の医療従事者15人が新型肺炎に感染、1人に感染の疑いがある。感染者のうち1人は重体という。
武漢市で発生した新型肺炎は、北京や上海など武漢以外の中国の都市にも拡大。国外では、韓国とタイ、日本で4人の発症者が確認されている。
国営テレビによると、中国当局は現地時間20日午後6時(1000GMT、日本時間午後7時)現在で、中国国内で217人が新たに発症したと発表した。うち198人が武漢市の感染者。


アマゾンに飛びます
2020年1月28日号(1月21日発売)は「CIAが読み解くイラン危機」特集。危機の根源は米ソの冷戦構造と米主導のクーデター。衝突を運命づけられた両国と中東の未来は? 元CIA工作員が歴史と戦略から読み解きます。