最新記事

ヘルス

早すぎるハゲに悩むミレニアル世代 植毛手術に踏み切る若者も

2019年10月31日(木)16時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

抜け毛で悩んでいた男性は「自信を持つ上で見た目は大事」と話す。(写真はイメージ) miodrag ignjatovic-iStock

<今の若者は中高年世代よりも脱毛に悩まされている。お隣の中国では、大金を投じてでも治療に乗り出す人が増えてきた>

中国で「ハゲ」の低年齢化が進んでいる。見た目を気にする若者の間では、大問題だ。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中には高額の治療を受ける人も出てきており、技術の進歩とともに植毛需要は今後さらに拡大する見通しだ。

ハゲは確実に若年層に忍び寄っているーー。北京の清華大学が4000人の学生を対象に実施した調査によると、約6割の学生が頭髪の減少を経験していると回答。さらに電子商取引最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)のデータでは、育毛関連製品の購入者のうち、7割が40歳未満のミレニアル世代だったことが判明。中でも30代の男性は、他の世代よりも早い速度でハゲか進行しているという。

彼らの両親の世代に比べて、脱毛の年齢が低くなっていることについて、専門家は、ストレスの増加や睡眠時間の減少などが影響しているとみている。

【参考記事】脱毛レベルのストレスから蘇った私が身に付けた3つの習慣

髪だけでなく自信も失くす

見た目を気にする若者の間では、大金を投じてでも治療に乗り出す人が増えてきた。不規則な生活習慣を続けてきた北京に住む28歳の男性は、学生時代から頭髪が減りつつあることを気にしていたが、脱け毛が止まらず悩んでいた。「20代で髪が抜け始めてひどくなってくると自信も失くなってくる」

彼は医学的な治療を選択した。植毛手術の費用は3万5200人民元(約54万円)。決して安くはない買い物だが、順調に髪が増えてきた彼は「手術の結果に満足している。自信を持つ上で見た目は大事」と話し、術後の経過に満足している様子だ。

調査会社グローバル・マーケット・インサイトによると、特にアジア太平洋地域で、植毛治療市場は今後さらに拡大。2024年には世界の市場規模が248億米ドル相当に達する見通しだ。

治療技術も進歩の一途をたどり、施術時間の短縮化などを図るため、香港ではロボットを導入した植毛手術も行われているという。

【参考記事】科学者が注目する「マインドフルネス」の本当の効果
【参考記事】「若ハゲ」と「若白髪」の心臓病リスクは5倍以上

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中東各地で攻撃、ホルムズ海峡などで商船被害 情勢緊

ビジネス

中国自動車販売、2月は国内不振で2年ぶり大幅減 輸

ワールド

焦点:中東紛争でガソリン高騰、米中間選挙に向け共和

ワールド

仏中銀総裁も様子見方針に同調、イラン戦争巡るECB
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開された皇太子夫妻の写真が話題に
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 6
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 7
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目…
  • 8
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 9
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 10
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 4
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 5
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 6
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中