最新記事

南シナ海

習近平、比ドゥテルテと南シナ海の石油ガス共同開発加速で合意

2019年8月30日(金)11時22分

中国の習近平国家主席(写真右)は29日、北京でフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国が南シナ海の領有権問題に「適切」に対処できれば、同海域の石油・ガス共同開発で「より大きな一歩」を踏むことができるとの見方を示した。写真は29日に北京で代表撮影(2019年 ロイター)

中国の習近平国家主席は29日、北京でフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国が南シナ海の領有権問題に「適切」に対処できれば、同海域の石油・ガス共同開発で「より大きな一歩」を踏むことができるとの見方を示した。

ドゥテルテ大統領は親中路線をとってきたが、フィリピン国内では中国の海洋進出への反発が強まっている。

ドゥテルテ氏の報道官は今月、中国の南シナ海での主権主張を退けた2016年の仲裁裁判所の判決を巡り、両国首脳が会談すると明らかにしていた。

中国国営新華社は29日の報道でこの判決には言及しなかった。

報道によると、習氏は両国が「対立をやめ、外部からの干渉を排除するとともに、協力や現実的な努力、発展の模索に注力」するべきだと主張した。

また「両国が南シナ海問題に適切に対応すれば、二国間関係を取り巻く環境は良好となるほか、関係の基盤は安定し、地域の平和と安定は保証される」と述べた。その上で、海洋石油・ガス共同開発で「より大きな一歩」を踏み出せると述べたという。

新華社によると、ドゥテルテ大統領は、南シナ海問題の平和的解決は衝突ではなく対話を通じて実現するとの立場を伝えるとともに、中国との海洋石油・ガス共同探査を加速する考えを示した。

新華社によると、中国とフィリピンはこの日、石油・ガス分野で協力する政府間組織および民間作業部会の立ち上げを発表した。

[上海 30日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



ニューズウィーク日本版 イラン革命防衛隊
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月24号(3月17日発売)は「イラン革命防衛隊」特集。イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ユナイテッド航空 、秋まで運航便5%削減 中東情

ワールド

米政府、輸送中のイラン産原油売却を容認 30日間の

ワールド

米、イラン戦争の目標達成に近づく=トランプ氏

ワールド

イラク、外国企業運営の油田で不可抗力宣言 ホルムズ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「嘘でしょ!」空港で「まさかの持ち物」を武器と勘…
  • 9
    将来のアルツハイマー病を予言する「4種の先行疾患」…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中