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インド

与党の「圧勝」を許したメディアの怠慢と罪

2019年5月27日(月)15時20分
ビシャル・アローラ

左翼系メディアは有権者の声を聞いたが、パキスタンやイスラム教徒など、BJPが示す対立軸に基づく質問ばかりして、結果的にヒンドゥー至上主義を争点にする片棒を担いだ。

筆者が独立系ジャーナリストたちと複数の州を取材したとき、こうした「争点」に自ら触れる有権者はほとんどいなかった。多くが口にしたのは、清潔な水や医療施設、初等教育、インフラ、年金制度へのアクセスがないことへの不安だった。

近年のインドでは、営利企業でさえボトムアップ式の経営手法を取り入れている。それなのにメディアは相変わらず、エリートが有権者に選挙の争点を示すことを許している。

インドのメディアが、トップダウン式の非民主主義的な選挙報道をやめること。それが、インドの人々が自分たちにふさわしい政府を手にするための第一歩になるだろう。

From thediplomat.com

<2019年6月4日号掲載>

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※6月4日号(5月28日発売)は「百田尚樹現象」特集。「モンスター」はなぜ愛され、なぜ憎まれるのか。『永遠の0』『海賊とよばれた男』『殉愛』『日本国紀』――。ツイッターで炎上を繰り返す「右派の星」であるベストセラー作家の素顔に、ノンフィクションライターの石戸 諭が迫る。百田尚樹・見城 徹(幻冬舎社長)両氏の独占インタビューも。


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