最新記事
航空機事故

エチオピア航空墜落で中国が同型機を運航停止に:昨年の墜落機の問題は何だったのか

What We Know About Boeing 737 MAX 8

2019年3月11日(月)16時16分
ギラン・エディベイン

今回の事故では、MAX8のフライト続行を認める手続きについての懸念も新たになりそうだ。エチオピア航空は他に6機のMAX8を保有しているが、運航停止などの措置は取っていないようだ。

記者会見でエチオピア航空幹部は、「事故原因が分かっていない」以上、そうした措置は時期尚早だとの考えを示している。

航空機情報サイト「プレーン・スポッターズ」によれば、MAX8は米サウスウエスト航空やアメリカン航空、シンガポールのシルク航空や中国東方航空、中国国際航空、エアカナダなど大手を含む世界各国の航空会社で導入されている。

これらの航空会社の中でMAX8の運航を停止するとの声明を出したところはないし、専門家は現在のところそうした措置を取る理由はないと指摘している。

航空機に詳しいCNNのリチャード・クエストは、現時点では2つの事故は偶然の一致に見えると述べている。

「だが当局は、どの程度まで偶然の一致なのか、2つの事故の間に共通点があるのかについて調べることになるはずだ」とクエストは述べた。

(翻訳:村井裕美)

追記:各紙の報道によるとその後中国当局は、国内のボーイング737-MAX8機は全機、3月11日の夕方までに運航停止するよう命じた

ニューズウィーク日本版 トランプの帝国
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月10号(2月3日発売)は「トランプの帝国」特集。南北アメリカの完全支配を狙う新戦略は中国の覇権を許し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

インドネシア、新たな市場規制案発表 上場時の浮動株

ワールド

タイCPI、1月は予想以上に下落 政府は4月には上

ビジネス

日本製鉄、転換社債5000億円発行を検討 日本企業

ビジネス

ボーイング、「787」エンジニア業務をサウスカロラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 9
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 10
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中