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米マイケル・コース、伊ベルサーチの経営権取得で合意

2018年9月25日(火)09時55分

 9月24日、米ファッション・ブランドのマイケル・コースは、イタリアのファッションブランド、ベルサーチの経営権を取得することで合意した。写真はベルサーチの店舗。NYで2013年5月撮影(2018年 ロイター/Eric Thayer)

米ファッション・ブランドのマイケル・コースは、イタリアのファッションブランド、ベルサーチの経営権を取得することで合意した。事情に詳しい3人が24日明らかにした。今週中に正式発表される見通しという。

マイケル・コースは、英高級靴ブランド「ジミー・チュウ」を昨年買収し、その後も高級部門を強化する方針を示していた。

一方、ベルサーチは2014年に米プライベートエクイティ(PE)のブラックストーンから出資を受けた後、株式上場を検討していた。

しかし、関係筋によると、ブラックストーンは、ベルサーチの業績に失望し、上場を正当化できないと考えていたという。

2人の関係筋によると、マイケル・コースは20億ドルでベルサーチの経営権を取得する。合意の一環で、ブラックストーンは保有する20%のベルサーチ株を手放し、残りの株式を保有するベルサーチ家の役割は変わらない。

故ジャンニ・ベルサーチ氏の妹、ドナテラ・ベルサーチ氏がすでに社員に25日に社内会議を開催すると通知したという。

マイケル・コースのコメントは現時点で得られていない。ベルサーチとブラックストーンはコメントを差し控えた。

この件は、イタリア紙コリエレ・デラ・セラが最初に報じた。



[ロンドン 24日 ロイター]


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