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核・ミサイル開発

米情報機関、北朝鮮が秘密施設で核燃料増産と分析

2018年7月2日(月)08時03分

 6月29日、米情報機関は、北朝鮮が過去数カ月間に複数の秘密施設で兵器用の核燃料を増産したと分析している。2014年10月撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

米情報機関は、北朝鮮が過去数カ月間に複数の秘密施設で兵器用の核燃料を増産したと分析しており、非核化協議で米国に譲歩を求める一方でこうした施設の存在を隠そうとうする可能性があるとみている。米NBCニュースが米当局者の話として29日に報じた。

NBCによると、5人の米当局者が北朝鮮は過去数カ月間に核兵器用の濃縮ウランを増産したと語った。

情報機関は北朝鮮が寧辺(ニョンビョン)以外にも秘密の核施設を複数有していると結論付けているという。

当局者の1人は「北朝鮮が米国を欺こうとしていることを示す間違いなく明白な証拠がある」と述べた。

別の当局者は「施設の数や兵器・ミサイルの数について米国を騙そうとする取り組みが続いており、われわれは注視している」と語った。

中央情報局(CIA)はNBCの報道についてコメントを控えた。国務省は報道の内容は確認できないとし、機密情報に関わることについてはコメントしないとした。ホワイトハウスはコメントの要請に応じていない。



[ワシントン 29日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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