最新記事

汚職

マレーシア警察、ナジブ前首相巡る汚職捜査で関係先から31億円あまり押収

2018年5月25日(金)16時16分

5月25日、マレーシア警察は、ナジブ前首相が創設した政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職疑惑捜査で、関係先とみられるアパートなどから1億1400万リンギ(2860万ドル)相当の現金と高級ハンドバッグ400個以上を押収したと発表した。写真はクアラルンプールで2016年2月撮影(2018年 ロイター/Olivia Harris)

マレーシア警察は25日、ナジブ前首相が創設した政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職疑惑捜査で、関係先とみられるアパートなどから1億1400万リンギ(2860万ドル)相当の現金と高級ハンドバッグ400個以上を押収したと発表した。

警察幹部によると、ナジブ氏の自宅や2人の子供が保有するアパート、多数の関係先の捜索を今月18日以降に実施。現金は空き家となっているアパートにあった35個のバッグの中から見つかった。26種類の通貨で構成され、リンギとシンガポールドルが最も多かったという。警察幹部は、このアパートはナジブ氏や親族の所有ではないと述べたが、所有者の氏名は明らかにしなかった。

このアパートではハンドバッグが入った箱284個も見つかった。ナジブ氏の娘の自宅からはさらに150個のハンドバッグを押収。

一方、ナジブ氏の自宅では50万リンギが現地通貨で見つかったという。

ナジブ氏は今月9日に行われた総選挙で敗北し、退陣。マハティール新政権によって海外渡航を禁止されている。新政権は1MDBに絡む数十億ドルの資金流用について捜査を命じた。

ナジブ氏は24日、汚職防止委員会(MACC)に再び出頭し、1MDBの元子会社から自身の口座に1060万ドルが送金された件について説明を行った。聴取はこの日で終了した。

ナジブ氏は一貫して、不正を否定している。

[クアラルンプール 25日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 総力特集:ベネズエラ攻撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月20号(1月14日発売)は「総力特集:ベネズエラ攻撃」特集。深夜の精密攻撃で反撃を無力化しマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ大統領の本当の狙いは?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら



今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向」語る中、途方に暮れる個人旅行者たち
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 5
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 6
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」…
  • 7
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 10
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 10
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中