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「俺様野郎」ズラタンがアメリカ征服宣言

2018年4月18日(水)17時00分
エリック・ベッツ

MLSにとって厄介なのは、怒りを爆発させる場所がピッチ上だけに限らないことだ。この男は監督や審判、クラブの経営陣にも牙をむく。PSG時代には、誤審に反発してフランス全体を「くそったれ国」と呼んだ。

MLSに加入した外国人のビッグネームは、移動や芝の状態、審判、プレーの基準などで適応に苦労する。特にイブラヒモビッチの場合、自分で作り上げた「無敵神話」ゆえに、MLSで苦戦すれば格下の選手たちへの不満をためやすい。

そうなったとき、MLSが怒りの爆発をうまく制御できなければ、リーグの成長に必要な多くの潜在的ファンに悪しき印象を与えかねない。「僕はスーパースターとしてここに来たんじゃない」と、ベッカムはギャラクシー入団時に言った。「チームの一員としてここに来たんだ。ハードワークで汗を流し、勝利を手に入れたいと願っている」

一方、ズラタンは16年にスウェーデンのアフトンブラーデット紙にこう語っている。「俺はナポレオンのように遠征を続け、足を踏み入れた全ての国を征服した。だから、ナポレオンがやらなかったことをやるのも悪くないかもな。大西洋を渡り、アメリカも征服するんだ」

イブラヒモビッチは3月31日、注目のMLSデビュー戦で早速2ゴールを挙げた。特に1点目は30メートルを超える見事なロングシュートだった。ズラタンとMLS、両方の幸運を祈りたい。

© 2018, Slate

[2018年4月17日号掲載]

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