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韓国・文大統領、5―6日に北朝鮮へ国家安全保障室長ら特使派遣へ

2018年3月5日(月)08時39分

3月4日、韓国の青瓦台(大統領府)は4日、北朝鮮に対し安全保障担当の高官ら特使10人を5―6日に派遣すると明らかにした。写真は1日、ソウルで演説する文在寅大統領(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

韓国の青瓦台(大統領府)は4日、北朝鮮に対し安全保障担当の高官ら特使10人を5―6日に派遣すると明らかにした。国家安全保障室の鄭義溶(チョン・ウィヨン)室長と国家情報院(NIS)の徐薫(ソ・フン)院長が含まれ、朝鮮半島の緊張緩和および、米国と北朝鮮の対話準備の一環だという。

特使らは北朝鮮を訪問後、米国へ向かい政府筋と会見する予定。日本や中国政府とも緊密に連携する考えだ。

トランプ大統領は3日、ワシントンで開催した記者団との夕食会で北朝鮮との会談を示唆し「われわれは会って、何か前向きなことが起きるかどうかみてみよう」と述べたものの、それにはまず北朝鮮側の「非核化」が必要だと主張した。この発言が大統領の冗談なのか、両国の正式協議が目前に迫っているということなのかは不明。

一方で北朝鮮側は、米国に対話を懇願しているわけではないとし、米国が韓国と合同軍事演習を実施するなら「対抗」措置を取る考えを示している。

韓国の聯合ニュースが大統領の安全保障顧問の話として報じたところによると、米国は4月初めに韓国との合同軍事演習を実施する予定。演習は平昌冬季五輪の開催期間中、延期されていた。

[ソウル 4日 ロイター]


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