最新記事

日米同盟

安倍首相、来月18日トランプと首脳会談へ 北朝鮮や鉄鋼関税など協議へ

2018年3月28日(水)10時36分

3月28日、関係筋が明らかにしたところによると、日米両政府は4月17-18日に安倍晋三首相(写真右)が米フロリダ州にあるトランプ大統領(同左)の別荘を訪れ、18日にも日米首脳会談を行う方向で最終調整に入った。2017年11月、トランプ大統領が訪日した際に迎賓館赤坂離宮で撮影(2018年 ロイター/Jonathan Ernst)

日米両政府は4月17-18日に安倍晋三首相が米フロリダ州にあるトランプ大統領の別荘を訪れ、18日にも日米首脳会談を行う方向で最終調整に入った。米朝首脳会談を前に日本側としては対北朝鮮政策のすり合わせを行いたい考え。米国の鉄鋼・アルミ輸入関税で日本を適用除外にするよう要望する公算も大きい。

関係筋が明らかにした。

当初、日米両政府は4月上旬に首脳会談を行う方向で調整していたが、米側の事情で中旬に変更された。

安倍政権にとって拉致問題解決はデフレ脱却、憲法改正に並ぶ至上命題。一方、北朝鮮を巡っては2月の平昌冬季五輪以降、4月末の南北首脳会談や5月の米朝首脳会談など、融和的な動きが米韓から矢継ぎ早に表明されており、野党は日本がはしごを外されていると指摘している。日本側は北朝鮮の非核化を確認しない見切り発車的な米朝関係改善や、拉致問題への配慮の不足を懸念している。

米国は対日貿易赤字の削減を重視しているのが明白で、首脳会談では経済問題も議題となる公算が大きい。トランプ政権発足以後、日本側は日米経済対話という枠組みを作り米国からの通商圧力の緩和に努めてきたが、米国側は二国間による自由貿易協定(FTA)の締結を求めており、対日圧力は高まる可能性が大きい。米国が今月発動した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置でも、欧州連合(EU)や韓国などが適用除外となったにもかかわらず、日本は除外対象に含まれなかった。

[東京 28日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ジョン・レノン暗殺の真実
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月16日号(12月9日発売)は「ジョン・レノン暗殺の真実」特集。衝撃の事件から45年、暗殺犯が日本人ジャーナリストに語った「真相」 文・青木冨貴子

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国万科、債権者が社債償還延期を拒否 デフォルトリ

ワールド

トランプ氏、経済政策が中間選挙勝利につながるか確信

ビジネス

雇用統計やCPIに注目、年末控えボラティリティー上

ワールド

米ブラウン大学で銃撃、2人死亡・9人負傷 容疑者逃
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 5
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 6
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 7
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 8
    大成功の東京デフリンピックが、日本人をこう変えた
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 6
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中